東日本大震災から、1ヶ月建ちました。当時わたしは隣駅の紅茶屋さんにいて、遅いランチを待っているところでした。煮込み料理の、おいしそうな香りが店内に漂い始めたところの揺れ。お店の人たちはなかなか気付かず、わたしはどうしたらいいか、座りながらしばらく構えて考えていました。もう一際揺れが大きくなったところでお店の照明とガスが止まり、お店の人から外への避難を促されて外へ出たのでした。あまりにも地面が揺れていて、次の瞬間どうなるか分からなくて街路樹の幹に手を掛けたけれど、樹も大きく揺れていました。もちろん枝の先もぶらんぶらんと揺れていて。
わたしは、小学生の頃に自宅にいたときに起こった宮城県沖地震に遭っています。その日、ちょうどうちの建て増し部分の「建て前」の宴会中で、外で飲み食いしている人たちは全く気付かなかったらしいけれど、母屋部分のキッチンダイニングと居間では、かなりの騒ぎになっていました。鴨居に掛けられた賞状などの額も落ちてきたり。わたしはピントのずれている子供だったので、そんな中でちょうど雑誌の付録で手に入れた地震ハンドブックを冷静に読んでいたようです。当時、何かがあったらすぐに持ち出せるように、お気に入りのポシェットの中に入れていたのを覚えています。
そのときは分からなかったけれど、今回の地震は、そのときよりもずっと激しい揺れでした。揺れが大きく、横揺れなのでピンとこなかったみたいだけれど、こんなにすごい揺れを感じたことが無いのです。
結局、その店ではその後しばらく待たせて貰っても停電が復旧せず(紅茶のポットにお湯を差して貰ったので、その後もしばらく復旧を待っていました)、結局駅前のデパートで暖かいおそばをいただいたのですが、そのときの地下食品街のあまりの普通の空気、その後行ったテナントの蕎麦屋でも何度も余震があったにも関わらずちゃんと調理は続いていて、頼んだものが出てきたこと、それらが、とても不思議なことに思えました。外では、停電で信号も稼働してなかったにも関わらず。
その後、駅ビルが営業していればそこのスタバで電車の復旧を待ったと思うのですが、ショッピングモール全体が真っ暗で営業を中止したよう。仕方なく家まで歩いたのですが、坂の上り下りが何度かある中で、ちょうど我が町に入るところで坂道の頂点に立って見えた日常の光が、とても信じられない思いでした。すぐ隣の町では停電で真っ暗闇なのに、我が町は民家も煌々と明かりがついているのです。結局、駅前のスーパーでペットボトルのお茶を買って帰ったのですが、スーパーの平常っぷりに驚き、家に帰ったら、電源はストップしていないものの、エレベーターが緊急停止したままで、ピューピュー風の吹く外階段を上っていったのを覚えています。
その夜は、家でご飯を食べる気がせず、階段を下って近所の居酒屋に行ったのだけれど、閉店時間は早めにすると断りつつも、ちゃんと店を営業してくれていて安心しました。実際、ここまではそこまで申告だと思っていなかったんですよね。宮城県が震源地だと、衝撃は大きくても、そこまで大事だと思わない。紅茶店にいたときに来た二度目の地震が、まさか故郷の福島県沖で起きているとは知らなかったのです。iPadとWiMAXルータ、PHSは持っていたけれど、どれも残り電源が心許なく、情報収集に精を出せなかったのでした。夫の携帯のキャリアがDoCoMoで、PHSから何度も電話してもなかなか連絡がつかず焦ったりもしましたが、家に帰ってから連絡が取れ、家から比較的近くにいたので、うちはあまりインパクトが無かったというのも影響しているのかも知れません。
その後、飲み屋から帰ってきて二度目の地震が福島県沖だったことを知り、今まで聞いたことのない震度で驚いた。その場で電話が通じなかったので、ひとまず寝て翌朝から郡山の実家に電話を掛けまくったけれど、通じず。その後、受信側が壊れている(つまり震災に遭って家が倒壊?)か、回線の混雑か、という理由でずっと連絡が取れず、ダイヤル171、web171にもアクセスしてみたけれど、ここでも何も情報は得られず。ここの問題については、不便であったので、考えるところがありました。ようやっと実家と昼前に連絡が取れて無事を確認した後は安心して寝てしまい、合間に埼玉の叔父から連絡が入っていたとはしばらく気付きませんでした。叔父も、実家に連絡が取れず、とりあえず関東圏に住むわたしに様子を聞くのに連絡をしてきたそう。折り返し電話をしたときには既に連絡が取れていて、お互い久しぶりの会話に心を和ませました(わたしと一番年が近い叔父で、15歳違いなので、遠く離れて住んでいた期間は長かったけれど、気心が知れているのだ)。
けれど、これは本当に不幸のとば口だったことは、その後時間をおいて知ることになる。沿岸部の、東電の原発施設が相次いで機能不全に陥り、広大な福島県の土地の大きな部分を人の住めないエリアにしてしまい、福島県ばかりか、茨城や宮城、千葉の農作物、漁業を壊滅的にさせたのは、いったい何だったのか。もちろん、我々の無関心は根深いのだけれど、様々な面でどんどんひどいことになっていく様を見るにつけ、悲しみというよりも、絶望を重ねてしまうのです。
智恵子は、福島にほんとうの空があると言ったそうです。でも、そんな豊かな自然が、人智を超え抑えきれない力によって、破壊されつつあります。緑の大地、青い海、それらは、これからどうなってしまうのだろう。自慢といえば豊かな自然くらいだった彼の地が、今後どのように見られることになるのか。
震災があって一週間過ぎない頃に、渋谷のBar Issheeに、大友良英さん(福島県福島市)のライブを聴きに行きました。駅前の大型ディスプレイや看板の電飾が消えた、暗い町を心細く歩いていって。その後から大友さんの声に注目しているけれど、彼の言葉が、一番自分の気持ちに近いと思わざるを得ません。一度はいやで捨てた故郷だけれど、そこが壊されつつあることに、悲しみと怒りを覚えます。
そういう意味でも今回の都知事選には注目していたけれど、結局は現職の雄叫びを上げることを阻止できず。でも、わたしは石原慎太郎東京都知事が、東京電力の持つ、福島県の原子力発電所があのような深刻な事故を起こしている最中にわざわざ「わたしは原発推進論者です」と宣言しに来た石原慎太郎のことは、一生許しません。それはやむにやまれぬポジショントークだったかも知れないけれど、傷口に塩を振り込むその行為は、都知事選前にしにきたというのは、パフォーマンス以外の何者にも見えません。それが、ポジショニングトークだったとしても。残念ながら70代を終えようとしている石原は再選されてしまったのだけれど、今後はより厳しく、注視していきますよ。強がりを言っていたとおり、東京に原発を持ってくればいい。
そして、被災地およびそれに影響を受けた地域の方たちの心の傷が少しでも癒えますよう。できることであれば、何でもしたいと思っています。
この一ヶ月の出来事を風化させないこと。それが、何よりも大事だと今は思っています。
当時は寒くて、ダウンコートを着ていました。歩いて帰るには手先が冷たくて、鞄に入れていたケイトの手袋が、とても役に立ったのに、今は花見のピークも終わり、上着を着なくても外出できる季節となっています。この長くて短かった1ヶ月が、全部嘘だったらどんなに良かったことか。
OWL blog: 3月8日 ミモザの日 ~Ilgiorno della Mimosa~
ということを昨晩知って「ああもう春だなあ」と思ったのだったが、残念ながら今日はその暇は無かったっす。なので、ご本尊の花をじっくり見ておしまいとする。
久しぶりにBunkamuraで時間が余ったので、ドゥマゴカフェでカフェオレをいただいたのでした。ミルクティも好きなのだけれど、この「同時に注ぎ込む」楽しさは、断然こちらなのだよなあ。ここでは、飲み物(全部かどうかは不明)にチョコが付くのが嬉しい(イタリアンのバルなんかだとこういうところあるよね)。ちょっとだけ、ナディッフも見て回れました。
とりあえず、Twitterに書いた内容を。あとで書き直したい。
基本的な話としては、型破りな師匠がついて、常識的には達成が困難に見えたミッションを達成するという、「スウィングガールズ」とかそういうのと同じ構造だよね。それが実在の、誰でも知ってるやんごとなきお方だったという。受けるのも納得。面白かったけど。
それにしても、この手の歴史物を観ると、同時期に読んだ同時代の小説なんかを思い出して、いろいろ考えちゃうよな。今回の場合は先ごろ『忘れられた花園』が訳出された著者の前作『リヴァトン館』だったりするんだけど。あちらが静かに悲劇に巻き込まれて行くのと対照的。
もっとも、「英国王のスピーチ」だって苦労してミッションは達成したけど、それは暗く辛い戦争への始まりだったわけで、そう言った皮肉も多少は込められているのだとは思う(表面上はほぼ見られなかったが)。歴史物って、既に我々はその先をも知ってるわけで、そこまで含めて作品になるよな。
コリン・ファースの堅物ぶりはお見事! あの融通のきかなさ加減が、あとあと効いてくるんだよね。
それにしても、やっぱりこれはアカデミー賞効果か。朝イチはちょっときつかったので、午後からの回を予約するつもりで11時半ちょい前に行ったのだけれど、既にほぼ満席状態で、仕方なく次の回を予約した。開場時刻の少し前に戻ってきたら、ものすごい人がロビーにいてびっくりしたよ。結局、この回も満員御礼だったんじゃないかな。わたしは比較的最初の方に席を取れたから気持ちよく見られたけど、前の方の人とかどうだったんだろうか。わたしも、ホントだったら同じ日に「再会の食卓」も観ようと思っていたのに、こちらは夕方からしかやっておらず、すっかり当てが外れちゃいましたよ。
サックス奏者の田中邦和さんが、3日間それぞれ違ったゲストを迎えてセッションをする、という催しの二日目。ゲストは、ベースのtatsuさん。映画を見終わってから今日のことを思い出したので、服は変だわ、化粧はしてないわ(まあ、大して違わんけど)、こんなんで行っていいのかしらとおそるおそるお店に入ったら、かぶりつきの席に案内された。しまった……嬉しいけど、恥ずかしいぞ、これは。
わたしにはジャズや音楽のことはよくは分からないけれど、中低音域に包まれて心地よい。サックスもベースも音が柔らかくて、お酒を飲みながら聴いてると、こう、意識が内へ内へとのめり込んでくる感じがする。特に、休憩を挟んだ演奏が良かったなあ。
田中さんが好きな人を呼んでいるのだそうで、明日のチューバ高岡大祐さんのゲストの3日目が最終日。初日は天候のせいもあってか客足が伸びなかったそうで、うわ、昨日来ておけば良かったと後悔しましたよ。
写真は、田中さんに「撮っていいですか」と訊いたら快諾いただいて、「ツイッターに“ハンサムなう”とかね(笑)」とか言ってたのだけれど、残念ながらその場ではアップロードできる状態じゃ無かったので今頃。SDカードを入れ忘れて内蔵メモリに記録したので少なくて残念だけれど、いろいろ面白かったです。tatsuさんの足下の機器類、どんなものなのか訊けば良かったかなー。どんな役割してるのか、興味津々だった(メモリが少ないくせに、写真も撮ってしまった)のでした。
このお店の入ってるビル、KNN神田さんがやってらした、ソーシャルネットバーとフロア違いだね。
寒の戻りがありつつも、少しずつ春の痕跡が見えつつある今日この頃。外で身体を動かしたくなっていたところにTwitterでこんなイベントを知り、チャレンジしてみることにしました。今日はその1回目。
来週、Tokyoセンチュリーライドというサイクリングコースで長距離(40km)を走るための事前講習という名目。今日の会場は、外苑前にある、ブリジストンサイクルのアンテナショップ的なバイクフォーラム青山なので、勝手知ったるエリアで気持ちも楽。9時集合ということだけれど、席に着いてる人があまりいなくてちょっと不安。もしかして、2,3人くらいしか集まらなかったとか? スタッフの方に声を掛けられて、まずは外に用意してある自転車のサドルのフィッティング。年配の明るそうな男性が、横の道でサドルの高さを調節してくれた。しばらく乗ってなかったのですっかり忘れてたけど、ついペダルを土踏まずで踏んでしまうことを指摘されて恥ずかしい……。ここでレンタルされたクロスバイクオルディナ(ordina)は、ラインナップではハイエンドのもののよう。人によって機種が若干違うようで、わたしに割り当てられたのは、S7というモデル。カラフルでスタイリッシュな機体で、やっぱり、きれいな色でかっこいいのには、乗ってても気分がいいね。これにヘルメットも貸してもらえるので、本当に気が楽。
五月雨式に現れる参加者の対応などで結構待ち時間が多かったけど、その間にあれこれ観察できたから、まあいいのかな。びっくりしたのは、結構みんな本格的な出で立ちであること。今回は、女性のみ、しかも初心者(ママチャリ乗れれば十分)でもOK、というコースだったので、とりあえず動きやすい服装で来るんだろうな、と思っていたら、ちゃんとしたサイクリングジャケットを着ている人もいたよ。あと、大抵パンツで参加だろう、と思っていたら、若女子たちは、キュロットやサロペットを着ていて、下には防寒用のレギンスっぽいものを穿いていたり。なんか、山ガールを連想しちゃったけど、そういえば今って一応、女子サイクリングも流行ってるんだっけ。参加者には年配の方もいらして、結構幅があるようだった。けど、友達同士誘い合って参加した人も多かったようで、わたしのような人見知りには辛い時間でした(笑)。まあ、走ってるときはひとりだしね!
講習では、ブレーキのかけ方やギヤの入れ方(前後のタイヤのギヤが別々にあった)など、本当に簡単だけれど大切なことが説明された。考えてみたら、あんまり多くのことをいわれても分からないものね。来週のロングライドでは、今日割り振られた自転車をそのまま使うそう。この後はA、Bの二班に分かれて(どちらになるかは、自転車のハンドルの隣に名前とともに貼ってあった)、それぞれ付き添いが付いた上での都内サイクリング。事前にルートが書き込まれた地図を渡されたが、大体25キロほどの距離で、途中、二回の休憩を挟むということ。付き添いのスタッフの方は十分にいて目を掛けていてくれるので、こちらとしては安心。先頭を引っ張る人は停まったり曲がったりするところを事前に知らせてくれるのだけれど、これは手振りでやる人と、口でやる人がいるのね。人が変わったときにちょっと戸惑った。
最初は、軽く日本青年館辺りまで慣らし運転。ここでサドルの再調整をしたり、実際にギヤを入れてみたりを、自動車進入禁止になっているエリアで試す。その後はざっくりと、半蔵門線を東に走っている感じ? 皇居とか、日本武道館とか(コンサートがあったみたいで、人が大勢並んでいた)、その辺りをぐるりと、という感じ。10時前に出発して、最初の休憩地点、隅田川沿いの新川公園に到着したのが1時間後くらい? ここでトイレ休憩をしたり、記念写真を撮ったり。この日は、Tokyoセンチュリーライド2011の方から取材が入っていたようで、ここに来るまでもばしばし写真撮られまくりでした(笑)。行程は、あまり上り坂を入れないようにしてくれているようで、ここまでは殆どギヤチェンジの必要が無いくらい。
その後は、築地を経由して汐留へ。築地は、場外市場の辺りを走ったけど、日曜なのに開いてる店があって、行列もできててびっくりした。これって、観光客向けなのかな? 殆どはシャッターが閉まった状態だったから行列もできていたのだろう。汐留は、おしゃれな街並みなのだが、何せ石畳の車道がガタガタ響いてきつい(笑)。その後、東京タワーの麓に向かったのだが、ここの坂が一番きつかった。わたしは、いまひとつギヤというものに慣れていないせいもあってか、途中でギブアップ。押して上りました。ここで休憩だったので、もうすぐ底をつきそうなボルヴィックを飲み干して、自販機でポカリを購入。うへ、東京のど真ん中だというのに、ペットボトル150mlで180円っていう観光地価格は何なの? 背に腹は代えられぬ(ひとりで乗ってるのだったら適当に道端で買えるけど、自分勝手な行動はできないしね)。その後は、飯倉の交差点(軽くすり鉢状になっている)を一気に渡りきるのに少し調整したりとかもしましたよ。ちなみに、道はどこも比較的走りやすかったのだけれど、一番いやだったのは六本木の外苑東通り。交差点に出る手前が最悪で、柄の良くない人たちが面白そうに見てるのはいいけど、車と歩道の間に立っていて、少しもよけようとしてくれない人はちょっとひどいと思った。なんとかすり抜けられる隙間はあったのだけれど、車に接触したらことだな、と冷や冷やしたよ。その後は、一気に青山一丁目まで来てR246をひた走る。到着は、12時半くらいか。結構信号が多くて、こまめに引っかかっていたなあ。
到着後は、飲み物とパン(近所の、パンとエスプレッソとのもの)をいただきながらアンケートに答えたり、来週の告知を聞いたり。この講習に申し込んだのは「40キロを、人に見ていて貰いながら走れる」という一心だったのだけれど、イベントに参加するんですよね。荒川沿いを走るということで、今回のような街を見ながらの楽しさは無いかも知れないけれど、自分がいったい40キロを走れるのか、走ったらどんな感じになるのかも含めて、楽しみにしているのでした。ひとりで40キロにチャレンジしたら、リタイアしたときが大変だからなあ。
事前に、服装とか持参するものとか特に注意は無かったので適当な準備で行ってしまったのだが、来週までになんとかしたいと思う点が。まず、自転車用の防寒グローブ。もう春だし、と高をくくっていたのだけれど、案外と寒かった。本当は、着ていったパーカー状のものは脱いでニットのジャンパーで走るつもりだったのだけれど、結局全部着込むことになった。自転車って走ると暑くなるのだけれど、今回の場合はそこまで汗は出なくて、それよりも寒さ対策が重要だった模様。たまたま鞄にニットの手袋を入れていたのでそれで代用したのだけれど、グリップの滑り止めに毛糸のクズが付いてしまい、申し訳ないことをした。それと、インナーサポーター。ピタピタのサイクルパンツで人前に出られる度胸は無いので、こちらを。姿勢が悪くておしりをサドルに重心かけちゃうからなのだけれど、やっぱり痛いんだよな。倍の距離でどうなるか、ちょっと心配。あとは、手荷物を入れる小さいバッグ(ウェストバッグ?)。何も考えないで行ったのだけれど、考えてみれば最低限でもいろんな荷物はあるわな。今回は全部ポケットに入れたのだけれど、出し入れに不安があるし、できれば何か用意したい。まあ、財布とかは夫のワンショルダーリュックで間に合わせてもいいかも。飲み物も入れるところがあるし。さすがに身一つで来ればいいといっても、限度があったよ。
家からどこかに出るのにとんでもない坂道を上り下りしていかなきゃならないのですっかり足が遠のいていた自転車だけれど、これを機にもうちょっとなんとかなればいいかなー。とりあえず、今日は人と一緒だから立ち止まったり、少し寄り道したりができなかったコースを、もう一度辿ってみたいなー、と思ったことであったよ。
TYOゴシック (モンキーブックス)(古川 日出男)』刊行記念古川日出男トークイベント@ジュンク堂書店新宿店8F喫茶室あとで書く。
紀伊國屋書店の通路を歩いていたら、テナントのTiCTACが来月閉店するようで、セールをしていたので覗いてみた。冷やかしのつもりだったのだが、気に入ったのが手頃な値段で売っていれば、買ってもいいかな、とは思っていた。夫から貰ったのがバンドが壊れてしまい、換えのバンドを買うにも保証書が無ければならないらしい。金具が特殊な形なので、市販のものは使えないのだ。でも、保証書を入れた箱がどこにあったか探す気力がなく、そんな訳で、半ば間に合わせの役割のものが欲しかったのだ。
そしたら、「これならいいか」と思えるものが、ちょうど売られていた。盤面がかなり鮮やかな緑なので、会わせるのに困るかな、とも思ったのだけれど、まあ、大丈夫でしょう。
ウェブを見ると同じ値段で売ってるので、まあ、在庫処分の意味合いもあったのだろうけれど、自分では満足してるのでよしとするよ。型番は、JR1101。FOSSILの、TiCTAC仕様のものらしい。
何となく、腕時計はパッとひと目で確認できるアナログと決めているので、これにしてしまった。日付は、老眼が入ってきているせいか、よく見えないのであっても意味がない(泣)。

映画の合間にお昼をとるのにどこがいいかなー、と事前にチェックしていたのだが、晴海通りを挟んで丸の内エリアにある、新有楽町ビルの地下にある「はまの屋」というパーラーがなんだか良さそうなので、頭に入れておいた。実際にいただいてみて、「何で今までここを知らなかったんだ!」と地団駄を踏んだ(気持ちの上で)。在職中、近場での仕事はいくらでもあり、うろちょろしていたエリアだというのに。いやあでも、このビルの地下街自体、申し訳ないがほかの近隣のビルに較べてもぱっとしないし、スルーしちゃってたんだよなあ。
サンドイッチセット(830円)というものがあり、いくつかあるうち二種類の組み合わせで選べる。それにコーヒーか紅茶。わたしは、関西に多いオムレツ式のタマゴサンドと、フルーツパーラーってところからフルーツサンドの組み合わせでお願いした。プラス20円でパンを軽くトーストしてくれるらしいので、タマゴサンドのみお願いした。
いやあ、カリッとした薄めの食パンにサンドされた、ふわっとなめらかな、何層にもなったオムレツ。おいし~い。そして、こぼれそうなほどたっぷりサンドされているフルーツは、缶詰の黄桃、リンゴ、バナナ、、キウイ、イチゴを細かく刻んで、おそらく少量のカスタードでまとめたもの。思った以上にボリュームもあるし、これは気に入った! 日比谷の映画館にはちょっと離れてるので余裕がないと難しそうだけれど、またこの辺りで食事するときには立ち寄ろう。
店内は明るい茶系のトーンでまとめられており、落ち着いた、それでいてカジュアルな雰囲気。打ち合わせでちょっと利用する用途も多いのだろう。常連も多いよう。調理は、カウンターの中にいた年配の男性二人が手際よく行っており、タマゴサンドは注文を受けるたびに作っているよう(十分温かかったし、カウンター内で卵を溶く音がした)。ホールは、来たときはやはり年配の女性がひとりで切り盛りしてたけど、帰るときには、オーナーなのかな?といった雰囲気の落ち着いた女性がもうひとり入ってきていた。
「カステル9000番」パーフェクトペンシル 119037文房具を見て歩くのが好きなのだが、少し前に気になっていたのがこれ。この一年ほど、読んでいる本に書き込みをするのに鉛筆を使っているのだけれど、その理由は、シャーペンだと芯が鋭すぎて紙を余計に傷つけてしまいそうだから。鉛筆だと若干柔らかく当たるし、少し先が丸まったりするからね。そんなわけで、ペンケースにペンキャップをつけた鉛筆を入れて歩いていたのだけれど、 そうすると、鉛筆削りも持ち歩かないといけない。実際、そのために削り機も買ったのだけれど、もっといいのはないかなー、とずっと頭の中でこねくり回していた。
そんなときに、今年自由が丘の文具ショップで、まさにこれを見つけたのだ。消しゴム付きの鉛筆に、シャープナー付きの鉛筆キャップ兼補助軸が合わさったもの。鉛筆に関する機能がひとつの商品としてまとまってるから「パーフェクト」なるゆえんだろう。そのときはちょっと手が出なかったことを思い出すと、たぶんこれより高価な
Faber-Castell/ファーバーカステル UFO パーフェクトペンシル【ブラック】 11834を見たんだろう。実は、今回購入したお店でそれよりずっと前に見てるのだけれど、そのときは欲しいと思ってなかったのでこの商品にピンとこず「ずいぶん高く付くよなあ」と呆れていたのだった。が、事情が変わればこうやって飛びつくのだ。
実際買ってみて、別に持っていた鉛筆を最初から削ってみたりすると、普通の携帯手動鉛筆削り機よりも劣る感じがするのだけれど、それでも削れたことに、ちょっと嬉しくなった。ここまで先をピンとしたくないので、甘々な感じで使っていこうと思う。
この感じ、どこかで……と記憶をたぐり寄せてみて出てきたのが、小学生のときに当時彼らを魅了した、多機能筆箱。最初持っていたのは、単にぱかっと蓋が片側に開くタイプのものだったはずが、表裏どちらも蓋が付いたり、それどころかその間も開くようになって三段式、とか、秘密の部屋付き(って、同じの持ってる人がいれば秘密も何もないけど)や、鉛筆フォルダがロケットの発射台のように斜めにスタンバイできるようになっていたり、なんかとにかくすごいことになっていた。クラスの男子なんて、そんなに入れるところあってどうするって、クワガタ入れてくるくらいしか無かった気がするのだが。まあ、ああいう高揚感を思い出します。いいんですよ、本人が喜んでいれば。
使ってみて、気づいたことがあれば、感想を書いてみます。
多機能筆入れといえば、ローマ風呂漫画『テルマエロマエ』が大ヒットのヤマザキマリの自伝的作品『
ルミとマヤとその周辺(1) (講談社コミックスキス)(ヤマザキ マリ)』(三巻組の一巻)の一篇「たからもの」で久しぶりに思い出したものです。
ここ数年は初日の出を見てから寝ているのですが、昨晩は年越し蕎麦を食べた後に猛烈に眠くなってしまってそのまま朝まで寝てしまってました。なので、写真などはなし。本当はおそばの後に出かけて、バーに行った後に人形町へ初詣としゃれ込もうかと思っていたのに、プログラム順序を変更して後ろ倒しすることになってしまいました。
昨年は、ばたばたしててなかなか書けませんでしたが、10月末で10年以上勤務した会社を退職しました。すぐに次の職場を見つけるつもりが、引き継ぎ資料を作ったり、ちょうど期が変わる時期でかなり大きな組織変更があったためにその対応に追われてハードな日々が続いたため、なーにもできないままでした。その後、疲れをとったり、風邪を引いて寝込んだりしている合間に秋の京都を楽しんだりはしたのですが、未だにそのときの風邪を引きずっている状態で、身体の衰えを感じたりもしています。とはいえ、このまま仕事をしないと身体も頭もなまっちゃいそうなので、精力的に転職(再就職?)活動しないと! もしも、面白いお仕事があれば、是非声をかけてくださいませ。ジャンルにこだわらずに、やってよかった、という仕事をしたいなあ、と感じています。
そんなんで、「毎日暇だったら、がんがん本を読むなあ」という野望も全く叶えられない忸怩たる日々を送っておりますが、今年もいい本、いい作品とたくさん出会えますように! もちろん、すてきな人たちとの出会いも、期待したいです。
そんなわけで初詣は、日本橋人形町へ。少し前に人形町に行き、そのときにこちらにも七福神があるのか、と気付いて、それじゃあ初詣はここにしようかな、とは思っていたのですが、たまたま年末にこちらを舞台にしたドラマ「新参者」の再放送をまとめてやっていたのを夫が観て、やはり乗り気になったようです。そんなわけで、水天宮駅まで電車で行って、起点の水天宮からお参り。



こちらは、安産のお参りで有名。戌の日は人出が際だって多いそうです。まつってあるのは弁財天で、少し離れたところに小さなお堂がありました。本堂は結構行列ができているので、こちらにお参り。その後、社務所に行って持参の朱印帳に御朱印をいただきました。夫は持ってないので、七福神巡りの色紙(2000円也)を購入。そのときに「これから回りますか?」と聞かれたそうだけれど、どうやら、すでに全部の御朱印が捺されているヴァージョンもあるようです。なんかそれだとありがたみが薄そう……。
色紙ではなく、各神社でそれぞれを祀っている神様の人形をもらってくる「宝船」(3,700円)もあるのだとか。
ところで、夫の手にした色紙には、すぐ近くの茶の木神社の御朱印がすでに捺されている。不思議には思ったけど、特に追求せず次に向かって、事の真相を知るのであった……。
ちなみに、七福神巡りのパンフレットが置かれているので、これを貰って地図を参考にするといい。道順や、縁起なども書かれている。なお、このほかに下町八社巡りというのもあるのだそう。

こちらは、布袋様が祀られている小さな神社。周囲に特に社務所などは無く、傍らにテントがあった(囲いがされていて、この時間はすでに撤収したものと思われる)ので、昼間はここでお札や破魔矢などを売っているのかもしれない。御朱印をどうすれば?と思ったときに初めて、夫の色紙の意味がわかったのだった。しかしわたしはそういったものは貰ってない。とりあえずお参りをしてお賽銭箱を見てみると、「御朱印を希望される方は水天宮へ」とある。ええっ、また戻るんですか。ええええ、戻りますよ、と、水天宮に引き返して御朱印をお願いしたら、想定外だったのかかなり時間がかかり、いただいたのは神社名などはゴム印が捺されただけのもの。これは若干寂しい……。時間が早ければ、もしかしたらちゃんと書いていただけたんだろうか。

こちらに祀られているのは大黒様。神社は、近代的なビルの中に納められており、びっくり。傍らの売店で御朱印をお願いしたところ、担当と思われる方が立派な字で書いてくださった。御朱印が立派だと、なぜかありがたみも急に増すものです。

こちらに祀られているのは毘沙門天様。なんか見覚えのある界隈だなー、と思ったら、時折行くもつ鍋屋「やましょう」の近くだったよ! この神社も以前から気になっていたのだけれど、由緒あるところなのだなあ。こちらも建物と建物の間にひっそりとたたずんでいる感じだが、明かりのついた提灯や、近くに来ると目立つ「日本橋七福神巡り」の幟で、気付くことができます。
あれっ、写真を撮ってなかったらしいけど、記憶が曖昧だ。確か、鳥居が2カ所にあったところだ。夜の10時までご祈祷を受け付けているとあってびっくりしたのもここだった気がするよ。祀られているのは寿老人。

祀られいているのは恵比寿様。宝くじ(ということは富くじ?)の始まりがここだそうで、そっちの方を期待してお参りに来る人も多いらしい。確か、ここはチャイムを押して窓口を開けて貰ったんだったな。

祀られているのはこちらも恵比寿様。ということで、七福神といいながら八社詣でることになる。ここは、小さな社の両側はそれぞれ貸し駐車場となっており、現代の都心らしい風景ともいえる。ところで、特に窓口が無くてどこで御朱印をお願いしていいかわからず、しかも、社の中には畳の部屋が見えて宮司さんや守衛さんらしき人たちが、どうやら引き上げの準備にかかってるらしき様子に見える。そんな馬鹿な、と、ガラスの向こう側に必死でアピールしてみたところ、やっと気付いて貰えてベレー帽をかぶっためがねのおじさま(宮司さん?)に書いていただいた。そのとき開けられた引き戸の内側に宝田恵比寿神社とべったら市、というリーフレットが置かれており、夫に「べったら漬けは知ってたけど、べったら市は知らなかったよ」などと言いながら一部いただいたところ、べったら漬けとは、べったら市で売られていた浅漬けを指してそういうのだとベレー帽のおじさまに教えて貰った。おじさまが子供の頃は、べったら市という名の方がべったら漬けよりも有名だったそうだ。この神社は400年、べったら市は380年ほどの歴史があるとか。ちなみにべったら市は恵比須講に関連する道具を買いそろえる市なのだそう。毎年10月19日~20日に開かれているそうなので、今度機会があれば来てみよう。


こちらに祀られているのは福禄寿。小振りながらも風情のある神社で、銭洗い弁天も祀られている。強運厄除の御利益もあるらしいよ。
そんなこんなで、だいたい1時間くらいかかったのかな。人形町をぐるりと一周する形になるけど、繁華街を歩くわけでは無いので、その後繰り出すのがよろしいでしょう。七福神巡り受付は正月7日(と思ったけど、宝田神社のリーフレットでは5日までとあるなあ)まで。各神社では「七福神巡りですか」と聞かれることが多いけど、「七福神巡り」のはんこを捺してもらえないところもあったので、自分でそう話しかけた方がいいかも。もしかしたらはんこ自体、任意なのかも知れないけど。御朱印自体は、年間通じて受け付けているはずです。御朱印のお礼は、それぞれ300円でした。
それにしても人形町の商売っ気の薄さよ! お正月だから仕方ないけど、こういうときこそ人の出入りが多いんじゃないかな。実際、夕飯を食べていたお店でも、どこにでもある店なのに、ひっきりなしに客が来ていた。地元のお店も開いてみると、行く方もうれしいのになあ。

ということで、腹くちくなったところで、腹ごなしに歩いて日本橋を渡って年中無休のバーへことしも赴く。日本橋の欄干などが、新しくなっていた! バーでは、マスターのお母様たちが作ったおせち料理を振る舞われた。今年は東北の大雪の影響で昨晩は到着しなかったらしく、今日来たからこそありつけた模様。生ビールも蔵元が福島なので、私の注文で切れてしまった(ありがたくいただいた)。
が、あれこれ話しているうちにあっという間に終電の時間になり、慌てておいとましようとしたところにお客さんが。そんなんで会計が遅くなってしまって終電を逃してしまった……。後から考えれば、2万円とりあえず置いてきて「おつりは後日いただく!」とさっさと帰れば良かったかも。というのも、やはりお正月限定のメニューきりたんぽ鍋をいただきにあがる約束をしてしまったからなのだが。
今年もやってきた「書評王の島」最新刊に、参加しています。勝手に文学賞、というお題を与えられ、内容を考える前にまずコンセプト確立に四苦八苦。悩んだ割にはうすらぼんやりとしたものになってしまった、と、くよくよしているところなのですが、ほかの方たちの渾身の一作を、是非お楽しみいただきたいと思います。このほど直木賞を受賞された中島京子さん(わたしも大ファンです!)のロングインタビュー、豊崎由美×大森望による「帰ってきた文学賞メッタ斬り」も、今から楽しみです。
今日の文学フリマにも「書評王の島」は参加しており、ブースはV-20となっているようです。文フリ特別セットもあるのだとか。参加できない方は通販も受け付けてますので、是非どうぞ。
わたしは文学フリマは引き続き買い専状態で、しばらくうろついてると思います。会場でお会いした方、よろしくお願いします!
ちょうど上海蟹が旬の季節。わたしはかなり前に上海蟹を食べているけど、夫はまだない(ほぐすのが面倒だから、要らないよう、とはよく言う)。「いつかは上海蟹」と思っていたのだが、ちょうどわたしの誕生日頃がいい時期なので、毎年考えてはいたのだけれどやっと実現した。本当は、『
頬っぺた落とし う、うまい! (ちくま文庫)(嵐山 光三郎)』にも出てくる、神保町の新世界菜館にしようと思っていたのだが、すでに満席ということで、ほかに上海蟹がうまいところはないか、と探したらここが見つかった次第。予算は大幅にアップすることは覚悟の上。
食事は、コースにするか、アラカルトにするか最後まで迷った。コースは、それなりに店の売りを安価に食べられるメリットがあるのだろうし、時価の上海蟹だがコースだと上限が決まっているので、あれこれ悩むこともなさそう。ただ、中華料理のコースって、たいていお腹がはちきれそうになるほど出てきて、最後の方は味わうどころではなくなってしまうというのがあまり好きじゃないところ。単品の料理の値段なども見つつ、まあ、びっくりするほどにはならないだろう、とアラカルトメニューを組み立ててみて結論を出した。上海蟹を一杯ずつと、酔っぱらい蟹(上海蟹の老酒漬け)が半杯ずつ。これはマストと決めておいて、あとはその場の思いつきで。上海蟹があると、フカヒレスープも驚くほどの値段に見えなくなって、つい気が大きくなって頼んでしまった(笑)。
冷菜は、鶏肉、ピータン、キュウリにくらげ。酔っぱらい蟹は、とろーりとした身が美味。脚の身は自分でほじって出すのだが、ほんの少量でも嬉しい。老酒の風味が濃厚で、食べてる方が酔っぱらいそうになった。ここは、最初に頼めば全部銘々皿に取り分けてくれる。上海蟹も、全部ほぐしていただいた。フカヒレスープは、生姜の隠し味が濃厚な味である上でさっぱりさせてくれる効果が。フカヒレもふんだんに入っていて、この辺ですでにお腹が満足の域に。上海蟹は雄が旬。わたしも雄をいただくのは初めてなのだけれど、いやあ、白子が混ざってまったりと、濃厚な味になるのねえ。これは確かに癖になるかも。あとで出てきた脚と爪の肉は、一緒に出された黒酢のたれでいただきました。あ、これとともに生姜茶が出てきたのだけれど、これは風邪に効きそう(笑)。急須でおかわりもできたのだが、最後に近付くに従ってだんだん濃厚になっていったのだった。生姜の刺激はそのままで、お砂糖もふんだんに。茄子のはさみ揚げは、見た目はちょっと重たいのだけれど、食べると軽い。それと、上にかかったパン粉に混じったガーリックが香ばしくて美味。上海蟹入りのチャーハンは、驚くほどぱらぱらに炒められていて、油っぽさはほとんど無かった。ついてきた漬け物は、酢漬けのきゅうり、大根の醤油漬け、と、大根の皮っぽいポリポリしたもの。最後に、ひとつだけ杏仁豆腐を頼んだ。なめらかなお味。ビールのおともに、ナッツとカシューナッツを揚げて塩と青のりをまぶしたものが出てきたのだけれど、これが意外に香ばしくておいしい。
全般的にオーソドックスな、安心できるお味で、上海蟹にこだわらなければそこそこの値段でおいしい中華が食べられそう。今回は、これらに青島ビール、紹興酒をいただいて、ひとり2万円強といったところだった。ここは高級店には珍しくレシートで明細が出てきたので上海蟹がいくらだったか見たが、一杯7500円。5000円以上、とのことだったので、こんなものでしょうか。普段はチェーン店には行かないようにしてるのだけれど、中国飯店は、各店特色を出しているようで、こちらは上海出身の料理人が上海蟹も売りにしている模様。普通のお料理もおいしゅうございました。お土産に、と、蒸し饅頭三種をいただいて後日食べたのだけれど、肉まん、あんまん、野菜まんでした。いちばん小さな野菜まんが実はいちばんおいしくて感激。これだけ買いに行きたいくらい。
諸々が許せば、来年も来てみたいなー、と思ったのだった。帰りはタリーズでしばらく休んで、ABC六本木店でお買い物して帰宅。まさか、すぐ近くで海老蔵があんなことになっていようとは……。
そうそう、今回は夫が喫煙者なので喫煙席にして貰ったのだけれど、正解だったかも。というのも、こちら側はあんまり人が入らなくてゆったりしてたので(笑)。わたしの方にたばこの煙が来ることもなく、ここが喫煙エリア(ほぼ開けてあったけど、ドアで仕切られてました)とは思えなかったくらい。ちょうど食事を終える頃に、近くの席に某人気俳優を交えた小グループが来たので小さく興奮してしまった(笑)。
えーと、こんなことを書く前におまえ、ほかに書くことあるだろう、と突っ込まれる向きもありましょうが、そこは追々と。

先日の酒合宿で「ビール工場見学に行きたいねえ!」という話になったのをすっかり忘れていたのだが、ちゃんと覚えていた人がコーディネートしてくれたので、喜び勇んで分倍河原へ。ここの南口ロータリーからシャトルバスが出てるというのだが、まず、駅の出口っぽいものが複数見つからない(笑)。戸惑いつつも陸橋を渡ってみたら、青色のバスがあった。バスで5分ほどで工場に着く。時間まではエントランス兼売店で品定め。はやる気持ちを抑えつつ(笑)。前日に「ビール工場見学に行くんだ」と人に言ったら「それって目的は工場とビールどっち?」と聞かれて「ビールに決まってるでしょう!」と即答したもんね。
売店には、ビールは勿論、ビールの原材料や副産物でできるらしい食品や、酒に合う食品などなどが目白押し。なっちゃんグッズもあって、マグカップが陶器だったら買ってたなー、と残念に思った。
時間ごとにツアーが組まれていて、我々は最後の回。黄色いジャケットのお姉さんに先導されながら、最初は映像を見せられ、ザ・プレミアム・モルツのおいしさの秘密とこだわりをたたき込まれる。水、ホップ、麦ですよ、奥さん! その後はおいしさポイントを次々見ていったのだが、麦を実際食べさせられたのは驚いた。しかも、香ばしくてうまい。これをつまみに酒が飲みたいと思ったよ。次にかがされたホップは、たぶん粉末状にしたのを固めたもので、ビターホップとアロマホップそれぞれを嗅いでみた。ビターホップはかなりの刺激だったよ。そのほか、「ビールの気持ちになって通ってみてください」と、かつてはビールの素が通ったらしい管を通路にしたところを通らされ、熟成させるタンクや缶詰部屋も見たりしたけど、実際作ってないからあんまり見学っぽくない! あとで人が聞いたところによると、それは休日だからだったようで(それはそうだ)、平日は実際に作っている様子も見られるらしい。今度また、平日に来てみようかな。というわけで、やっぱりビールだけじゃなく、工場見学も楽しみにしてたみたいでした。
最後に待ちに待っていたビール試飲。ザ・プレミアム・モルツかモルツ(運転手や未成年、お酒の飲めない人はソフトドリンク)がグラスに三杯まで供されるということ。ただし、制限時間は15分! 頑張ったけど、体調がいまひとつだったせいもあってか、残念ながらザ・プレミアム・モルツを二杯しか飲めませんでした。あと、ここで出てきた乾き物のつまみが結構うまい(売店で売ってます)。ここでは、おうちでのビールのおいしい注ぎ方講座などもありました。最初、縦にした状態で一気に注ぐのがこつらしいですよ。
こんなんですっかりザ・プレミアム・モルツ好きになっていたので、売店では工場直送品を大人買いしていた同行者も。わたしはカステラ(間違ってごまの方を買ってしまった)と燻製チーズを買ったのだけれど、その後、案内してくれたお姉さんが「このウイスキーボンボンがお勧めなんです。アイス(ハーゲンダッツは勿論、ほかのでも、とのこと)の上にこれを刺して、スプーンでガシガシつぶした上で食べると格別、だそうです。中に入ってるウイスキーはローヤル。このセールストークにつられ、全員購入してました(笑)。おねえさん、すごいよ。
ところで売店には「富士山」という、富士山をデザインしたらしいグラスが売られていたのだけれど、売価が3776円。これ、値段から決めたろ、とつい突っ込んでしまいました。
その後駅前の居酒屋で二次会。乾杯は勿論、ザ・プレミアム・モルツ(笑)。この辺りの飲食店はサントリーの息がかかってるんだろうなあ。ここで馬鹿話をしていたのだけれど、「ホップ畑の人は全員巨乳らしい」という嘘かホントか分からないような話まで飛び出しておりました。これがたくさんリツイートされる様は壮観だったなあ。ちなみに、工場見学でもホップ摘みの映像は見たけど、機械で房ごとガガガーッと収穫してしまうようで、ホップ摘み娘の姿はありませんでした……。
すっかり工場見学づいてしまい、次の相談などもして解散したのでした。いや、勿論酒はつきものですよ。