ディック傑作集〈1〉パーキー・パットの日々 (ハヤカワ文庫SF)(フィリップ・K. ディック)』 表題作だけ読了。今週末のお題のひとつなので。
戦争で水爆を落とされ灰ばかりとなった地上を避け、生き残った人々は各地域の地下シェルターで暮らす。そこで大人たちは、かつての豊かだった日々を懐かしみ、ミニチュアで精巧なセットを次々とつくり、パーキー・パットという人形を配してシミュレーション・ゲームをするのが唯一の楽しみだった。そんなある日、少し離れたシェルターで似たような遊びをしていることを知り、お互いの人形とセットで対決することになる。
なんとも皮肉なラスト。冒頭から、殆ど説明は無く、話を追っていくごとに詳細のごく一部が明らかになっていく。何となく、人生ゲームみたいなことを人形遊びでやってるのかなー、なんて感じるのだが、ゲーム自体の描写は実際には無いので想像でしかない。現状を正面から受け止めたくましく生きている戦後生まれの子どもたちとは対称的に、大人たちは人形遊び自体が日々を暮らす目的となっているという皮肉な状態。過去の、良かった頃の記憶など無い方がよほどいい時間を過ごせるという訳だ。
対戦の直前に、双方の中間地点のシェルターの住民たちは、相手側の人形は「大人だ」ということを強調する。パーキー・パットはティーンエイジャーという設定なのだが、実際にその姿や設定を見せられた主人公たちは、自分たちの負けを確信してしまう。ジェニーとリカちゃん人形みたいな感じ?? しかし、果たして「進んでいる」ことは果たして全てにおいて「正」なのか? そういったところがこの物語のテーマなのだろうなあ、と感じた。シェルターという別々の空間の別々の文化を持ちながらもどこでも似たようなことをやっているところも皮肉ではあるが、進化の速度の違いもまた、皮肉な結果をもたらす。そして、勝負もまた、進んでいる方が必ず勝つとはいえない点がポイントだろうか。
実は、フィリップ・K・ディックはまともに読んだのが『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』くらいなので敷居が高かったのだが、結構すんなりと入ることができて拍子抜けした。多分、表現の仕方などが自分のスタイルに合ってるのだろうなあ。
この短編集は初期の作品から結構後のものまで、あれこれ混ざっているらしいので、色んなスタイルがあるのかも知れない。本当はこれだけ読んだら別のお題の方に移ろうと思っていたのだけれど、もう数作、引き続き読んでみようかな。
マサトクさんの記事を見て激しく共振してしまい、USBアダプタのバーコードリーダーを買ってしもうた。水曜の夜に注文し、木曜の午後に入金したところ金曜にはもう到着してて、しかしちょっと暇が無くて梱包も開けてなかった。
日曜の夜になってようやっと落ち着いて箱を開いたところ、想像していたよりは心持ち大き目のバーコードリーダーが出てきた。ドライバ類などは何も付いてない。マニュアルがあったので一応見たけど、USBアダプタタイプについては何も書いてないのでとりあえずUSB HUBに挿してみたら認識したよ。しかし、この先がどうやっていいのか分からん! いきなりバーコード読ませたらどーなるの? と手近な本のバーコードを読ませてみたら、ピカッと光ってピッと音がして認識してるようだけれど、何も起こらず。途方に暮れて、とりあえず私本管理Plusを起動して新規データ入力ウインドウを表示させて読ませたところ、ISBNの欄にたらららっと数字が入り、そのままamazonに検索しに行ってちゃんとデータを引っ張ってきてくれたよ! お利口さんだ!!
早速、この夜のうちに200冊くらい登録してしまった。我ながら猿だね。とりあえずは手近にある本だけ入れてみたけど、手持ちの本を整理しながらどの棚にあるか、くらいの情報は入れていこうかな、と思っている。思った以上に、手打ちしなくていいってのは楽なもんなんだね。
今回購入したのはエフケイシステムというところのもの。リーダー部分に近いボタンをピッと押して読み込みスタンバイさせるタイプ。
ソフトウエアの方に不満が無いわけではないのだが、これは引っ張ってくる元のamazonのデータがまずい、という問題が半分以上を占めているので、今のところは仕方ないかなあ。よそからデータを買ってきているのだろうけれど、表記の統一とか、そのくらいはやって欲しいように思うよ。あと、翻訳ものは著者しか引っ張ってこない。というか、多分列挙してあるうちの一番最初だけ取ってるんだろうな。
こうやっていると、本だけではなくCDやDVDも登録したい気分になるのだが、残念ながら「私本管理Plus」ではそこまでは対応していない模様。そういう要望は無いのだろうか?
因みに、バーコードリーダ自体の機能は、バーコードから数字を読み取るだけなんだね。テキストエディタをアクティブにしているときに読ませてしまい、やっとからくりが分かったよ(笑)。
追記:マサトクさんのところにmovie付きのエントリが(笑)! 静止画像は後で入れようと思ってたけど、凄すぎます。30秒ほどの長さで5冊の本を入力してます。状況がよく分かるかと。
本のデータをバーコードで猿のように登録して喜んでいたところ、増井さんからバーコードWikiのコラムを紹介してもらった。ここでも最近もてはやされている「タグ付け」での管理の話題が出ているのだが、これの管理をWikiでやってしまおう、という話だ。各部屋やそこにある家具や収納などをたとえばバーコードで登録しておけば、どこに何があるのか分かりやすくなり、押入れをひっくり返して一日掛けて探しまくる、なんていう失態もなくなるのだろう。いや、その前に把握できるように整理をするのと、ものは使ったら元のところにちゃんと戻すという習慣が必要になるのは当然で、それができていれば今の問題の半分くらいは解消してると思うのだけれどね。とほほ。
そうか、そういえば今までって実験だったのか。
JR東日本のプリペイドICカード「Suica」の利用拡大のキャンペーンを上野で行っている模様。
http://www.jreast.co.jp/press/2004_2/20050202.pdf
なるほど、割引クーポン自体をSuicaでやってしまうのは、なかなかよさそうだね。それと、何よりもSuica(コインレス&キーレス)ロッカー! Suicaが認証デバイスにもなるのか。いつも鍵がどこに行ったかその場になってから慌てたりするし小銭が無くて右往左往することもしばしばなので、これはとてもありがたい。それにしても、この辺は元気だね。
このためだけに上野に行くか……。今週末は東京駅で待ち合わせようと思ってたんだけど、上野にするっつーのは駄目ですかの?
上野アトレでは全面的にSuicaを使えるようになった模様。ってことは、もう少ししたら恵比寿アトレとかもそうなるかな?
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