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2005年09月01日 (木) [長年日記]

_ [読書][読み中]高橋哲哉『 靖国問題 (ちくま新書)(高橋 哲哉)

 うーん、難しい問題だよなあ。対外的には分祀してある程度解決はつくものの、日本人の問題としては根本のところで解決していない。それはやはり、我々の先のものが起こした侵略や戦争というものに、落とし前をつけていないからなのだろうか。

 その上、宗教上の問題として出てくるのが、国家神道と呼ばれるものの立ち位置。戦後生まれだからこの辺りどうしても理解できないところがあるのだというのはよく分かった。元々、宗教的な由来は持ってないのだね、この靖国神社は。宗教の皮を被った存在だったと。だからこそ、キリスト教や仏教や、その他の宗教は「個人的な意思」のようなもので、国家神道は「家憲(家庭での決まり)」だから、双方が矛盾することはありえない。もしも「家憲」に逆らうのだったらそれは家を出て行くほか無く、つまりは「非国民」になるということだ、という(p.130辺り)。国家神道は日本人が生まれながらにして持ち、身につける道徳のようなものだ、というのだ。

 そうして、そういった解釈の元にどんどんと軍国主義化は進んでいく。

 キリスト教としては、内村鑑三の「勅語不敬事件」(1891年)から始まり、1931年の上智大生の問題で転換点を迎える。学生らが靖国神社の見学に行った際、彼らは参拝を拒み、大問題となったらしい。最初こそカトリック東京教区は抵抗を試みるが、上智大学の存亡の危機に接し、屈服することで逃れたのだという。1944年にはカトリック教会は「国民総決起運動」に協力するとして、靖国神社、伊勢神宮を始めとした各神宮、神社に参拝させたそうだ。一方プロテスタント教会の方も1941年に日本臣民であることを宣誓し、翌年日本基督教団統理は伊勢神宮に参拝し「教団の発展を祈った」のだそうだ(なんという、おぞましい矛盾!)。これはその後の日本統治下の朝鮮半島にも及び、抵抗を続ける信者たちは次々と投獄され(二千名の内、参拝を拒否したものは約70名、その内獄死したとされる者が約50名)たのだという。自分も同じ日本人ながら、過去にそのような出来事があり、また連綿とその精神がいまだに受け継がれてきていることは、無力感しか感じ得ない。宗教性が無いと見せかけることで、より強い宗教性を持ってしまうねじれ現象。そう考えると神社だからといって靖国神社を宗教法人としたこと自体も間違っていたのではないだろうか。

 第四章に入り、いわゆる「日本固有の文化の問題ですから」という話は一体本当にそうなのだろうか、という話に入る。冒頭から登場するのは江藤淳だが、彼が靖国神社参拝に関する問題のブレーンとなり、その後辞退するも強行に慰留され撤回するエピソードなどなど。日本人は、生者の目とともに死者の視線も意識している、といった解釈は何となくは分かるが、そんなに日本固有のことかと思わなくも無い。

 色々と問題点が整理されていて、自分がこの問題をどう考えたらいいかの一助どころかもっと役に立つと思う。でも、これを読んでいるのって、多分我々民間人の方で、靖国問題をいい方にしか捉えていない主に権力者の皆さんにとっては、むしろ無い方がいいものなんだろうなあ。

 ここには小泉首相の言葉も沢山出てくるが、ネット上で彼を持ち上げる発言が多く見られてもどうしても心情的に納得できない要因がここにはちゃんと書いてある(と思う)。彼の言っていることは非論理的で問題の一端しか見ず(見えない?)、近視眼的な言動しかしないこと、揚げ足を取られないようになのか、貧困なボキャブラリーで単純な言葉しか発しないこと、言論で我々国民を説得しようとははなから思っていないこと、などなど。対極的にものごとを見れば、今彼が首相である意味は多分あるのだろうが、尊敬できない人が自分の国のリーダーとして仰がなければならないなんて、なんて不幸なことなのだろう、と思う(今までだってそんなものだったのだろうが、「自らの言葉で発言」が無かったからぼろが出なかっただけか?)。

_ [オフ]ひととひととを引き合わせる楽しみ

 夜は仕事もそこそこに(え?)、一時帰国中のMZTさんとミニオフ。ブックファーストで待ち合わせたのだけれど、ここはPHS(携帯も)の電波の入りが微妙なので、新刊コーナーから動けなくてみんなと話ができなかったよ! メンバーは、MZTさんと、彼と是非引き合わせたいと思っていた古山裕樹さんと、OKさん牧人さん。みんな、会っていて当たり前のような人たちなのにどうしてなのか(オフライン上では)出会ってなかったのですよ。それぞれは会っているのにね。今回はそういう人選で攻めてみました。もう、この錚々たる面々が一堂に会していることの嬉しさといったら。こういうので一番役得なのは、幹事なのだ。

 海外ミステリの話が中心で、ちょっと分からないことも多かったのだけれど、これまた古山さんの本の紹介の仕方が絶妙で、「こ、これ読んでみようかなあ」と思わせる魅力がある。そのほか、いろいろな話をして、あっという間の4時間が過ぎてしまった。

 とても面白かったので、またの機会があれば是非。セッティングしますよ。それにしても、席に座らないうちに本の交換は止めような(笑)。って、私が率先してやり始めた気がするけど。

_ [書店]渋谷ブックファースト2Fの特集棚が……!!

 エレベータにべったりくっつく形の特集棚。ここがえらいことになっていた。半分が、白水社の海外文学棚。もう半分が、ラテンアメリカ文学棚。電波が届くところにいたのでここを見たのは、みんなが揃って移動を始めたときに通った程度でだったのだが、うう、後ろ髪を引かれる。ちゃんと見たい。

 9月からフェアが始まっていたのね。ぬかってたわ。次に行ったときにじっくり見ることにしよう。すごいよ、ブックファースト!

_ [入手本]入手本

 飲み会の席で物々交換などなど。

_ [買った本]買った本

 bk1より。

  • エペペ』カリンティ・フェレンツ

 先日、牧眞司さんにお勧めされたもの。SFセミナーのときの「最強の文学」のラインナップにも入ってたヤツだね! 不条理文学だそう。


2005年09月02日 (金) [長年日記]

_ []丸の内界隈

東京駅脇のビアホール  本当は渋谷に寄って帰りたかったのに丸一日丸の内にいることになってしまったので、今日は丸の内OAZO内の丸善へ行くことにした。歩いていると、東京駅のステーションホテル脇に透明なビアホールが出現している。これって、前にも期間限定でやってたヤツか。「麦酒紀行東京駅物語」ですってよ。店の内部を見てバドワイザーなんだ、ここ、と思っていたら、イベントとしてバドガールも出現するのね、なるほど(笑)。 吉田兄弟らしい  丸善からちょろっと外に出ると、何かトークイベントをやってるみたい。1Fアトリウムには、老若男女様々な客層で、空中の渡り廊下にもそれなりに立ち見客がいる。しかし、舞台の二人を見てもさっぱり分からん。ボーカルユニット??といぶかしんでいたら、吉田兄弟だったみたいね。こちらの模様は、来週月曜日に公開(オンラインで?)だそうですよ。

 で、古川日出男の単行本はまだ並んでなかったので、文庫本だけ買うつもりで3Fへ。と、特集棚に何だか見覚えのあるフレーズが。……これって何だっけ、とPOPを凝視したら、あれ、これって大森さんが『フランケンシュタイン』の売り文句として、「名作平積み大作戦」で放った台詞では無いか。右下隅には、番組のロゴがある。あれ、ここの番組色々縛りがきつくて、こういうことができないと聞いていたのだけれど、方針が変わったのかな? そりゃ、折角現役書店員さんが出て「これを平積みしたい」ってやる訳だから、このくらいは当たり前だとは思うのだけれど。だったら他の本も同じようにPOP立ってるのかなあ、とめぼしいところを見回ってみたのだけれど、特に見当たらず。

 そういえば、ここの丸善(ほかは知らない)は、POPが丁寧だけれどやたらめったら貼りつけてないのが好ましい。平積みのところにアクセントがあるくらいで、棚置きのところはさっぱりとしているのだ。POPがうるさいくらい置かれているところが最近多いので(書店も出版社もPOPを立てたいと思うからだろうが)、何だか下品な景色になっちゃうんだよね。お店の方針のような気はするけど、これは結構いいな、と思った。

_ [買った本]買った本

 丸善丸の内本店にて。

 『モレルの発明』が見つかった! あらすじ読んだだけで面白そうだよ!


2005年09月03日 (土) [長年日記]

_ [書店]渋谷ブックファースト2Fの海外文学フェア

 色々迷ってたのだけれど、一念発起して夜の9時過ぎに行ってきました。今日は夫がいなかったせいか、あんまり出かけることに面倒くささを感じなかったからかな。

 じっくり見てきたけれど、これは白水社の創立90周年フェアと、国書刊行会のフェアでございましたね。普段、ちょっと隅の方で見てることが多い本たちなので、こうやって堂々と展示されていることが、もう異様(笑)。こういうのをやっちゃうブックファースト渋谷店はやっぱりすごいっす。他でもやってるフェア? 見てると全部欲しくなるけど、我慢して帰ってきましたよ。偉いぞ、私。

_ [買った本]買った本

 そういう訳でブックファースト渋谷店にて。

 『LOVE』はサイン本だったよ! いつもは出てすぐ買うから、その数日後にサイン本が並んでてorz状態なのだけれど、今回はタイミング良かった。名前とともに「猫in街」とありました。

_ [読書][読了]ウーヴェ・ティム『 カレーソーセージをめぐるレーナの物語 (Modern & Classic)(ウーヴェ・ティム/浅井 晶子)

 これはですね、とても良かった! 40代に入り、そろそろ老いを現実の物として受け入れざるをえない女性と、第二次大戦末期の脱走したドイツ兵との出会い、そして彼を匿いつづけた日々。色んな心情が交錯しているのだけれど、これがまた、とてもよく表現されているのですよ。おまけに、形式としてはカレーソーセージを発明したのではないかと考えられる老婆と、その真相を知りたい男性とのやりとりと語り出す記憶。なかなかカレーソーセージには辿り着かない語りのもどかしさは、しかしその語りについ没入してしまう。視点は、実に曖昧に推移し、僕、老婆、若い頃のレーナ、そして現在、過去、などなど。最後の、カレーソーセージの発見と男との再会の場面には、つい涙が出てしまうほどに感動的なものだった。

 とにかく、この生身の女性に深く共感。いや、こんなにかっこよくは生きられないと思うのだけれど。


2005年09月04日 (日) [長年日記]

_ [イベント]技術者・研究者のためのすぐに役立つプレゼンテーション技術

会場風景  kdmsnrさんの発案で、このようなものが開催された。場所は、できたばかりの秋葉原ダイビルにある、産総研ショールーム(予定地)。etoさんが手配してくださった。講師はそのサイト、人物ともにファンの多い平林純さん。私は、この方の評判は聞いてはいたものの、サイトも数度しか覗いたことが無くいまいちピンと来てなかったのだが、mixiのコミュニティに入らないとイベントに参加もできないので、邪道ながらもそのために入会。同じく迷っていたおれカネゴンさんの背中も押して参加したのだった。

 まず、すっかり変わった秋葉原駅前に驚いた。驚いたついでに逆側に出てしまい、「でかいビルなどどこにも無いぞ」と困っていたら、以前駅前にあった広場みたいになっていた場所だと分かってぎりぎりに到着。なぜか11Fで「誰も来ない」と心細げに待っていたshinoさんも召喚した。午前中から待機してくださってたお陰か、既に沢山の人たちが椅子に座っている。えーと、受付しようかと思ってたんだけど、どうしよう……と考えたのだけれど、全員を把握している訳ではないのでやっぱり受付と、多分名前シールも役に立った。名前シールは、本当は印刷して行こうと思っていたのだけれど、土曜日に近所のスーパーの文具コーナーに行ったら1,000円超のか差込印刷はちと難しそうなヤツしか無かったので、安い方を購入。そのため、みんなに書いてもらったのだけれど。麦茶などをetoさんが用意してくださったり(金沢土産もご馳走さまでした)、確かゴロウさんが飲み物を差し入れしてくださったりで、余るかと思ったのだけれど、結構平らげていたような。

 13時半開場で、確か14時くらいから開始したセッションは、なんと18時半まで2回の短い休憩を挟んだだけで延々続いた。こんなに勉強モードになったのは久しぶりだ。話は(費やした時間からも分かるとおり)かなりの量と質で、おなかいっぱい。結構ポイントがあやふやなまま参加したのだけれど、そんな状態でも注目すべき点がいくつもあったよ。

 プレゼンをやるときには、「何が話したいか」ではなく「何が伝えたいか」が大切だ、ということが根底にあるのだとは思う。これは車の運転なんかでもそうだった気がするが、道のカーブではなく自分が進みたいと考えている少し先の地点に焦点をあわせれば、おのずとそこまでスムーズに辿り着ける、というようなものだと思う。それは「技術的なデータを相手に理解させ、データの繋がり(ストーリー)を納得させ、提示したストーリーに同意させる」というものだ。特に技術的な話というのは内容が難しいために理解してもらいにくいので、それをどう簡単に見せるか、が重要になってくる。とにかく、話の流れをスムースにすることと、論理の飛躍をさせないという心構えはなるほど、と思った。

 プレゼンの一般的なセオリーなどについても多数言及があり、また、動画を多数使った手法は「simple」とはかけ離れていくけれど、聴衆に納得してもらうためには手段を選ばず努力と工夫を惜しまないというのは、平林メソッドと呼べるものなのではないかと思った。見ているものはいくら立地でもいいのだろう。聴衆がそれが「(比較的)簡単に理解」する手助けになれば。

 実際のテクニック(効果的なデータの見せ方や、かっこいいグラフの書き方、動画を使うための要件など)を見せつつ、そこから一歩出て、例えばDVDに全ストーリーと説明の声を入れておいて発表時に省力化を図る(その分、違う方に神経を集中させられるし、苦手な外国語もこれで何とかクリアできる。時間どおりの進行も可能)、などなど、聴衆を楽しませ、印象付けるためのTipsやアイディアなども多数。スライドはどのくらいの聴衆であればどのくらいの文字ポイントにした方がいいかとか、シナリオモードでの印刷がある場合の配慮とか、目の動き、バリアフリー、スライドの遷移(新しい情報は半分くらいにしておく、とか)など、具体的なノウハウと発表者の心構えなどが色んな角度から語られた。

 そして、何よりもこの講義自体がプレゼン形式で行われたことで、今話していることを実践する姿を見ることができた。聴衆をプロファイリングしたり、適宜指名をしてストーリーに参加させたり(これは結構緊張した!)。長い間のセッションだったということは、教えてくださる平林さんご自身がほぼ立ちっ放しということになり申し訳なく思ったが、かえって自由に(見えないところは)寛いでた、というお話にほっとした。ああ、でも、飲み物は自分で継ぎ足すことができるように小さいペットボトルを2本くらい準備した方が良かったね。これは反省点。

 その後、末広町の「おに平」で懇親会。大いに食べて飲みましたが、結構余っちゃったかな? 増井さんが作られたAjaxなWikiを見せてもらい「これって新しいかな?」と聞かれた。うん、十分新しいと思いますよ。ページや段落ごとに編集するのが今のWikiだけれど、これは行単位で、その場でクリックしてエディットできるので、該当行を探す手間も無くなって、特にさらっとメモを取るのには有効だと思った。丁度、「」みたいな感じだな、と感じた。増井さんの発想は本当に自由で、それを実現させる技術も持ち合わせているからすごいんだよなあ。

 あ、後、はてなの話なんかにもなって、「多分、増井さんやotsuneさんのような人はある属性を持つのではてなには入れないだろう」といったネタ話(あくまでもネタですよ、ネタ!)や、yomoyomoさんのネタ(そういえばotsuneさんはお約束どおりに自己紹介で「どうも、yomoyomoです」と言ってた(笑))など多数。この一角は時空が歪んでいるとみんなに評されていた。

 合間合間に話して次回Wikiばなの話もだいぶ具体的になってきた。他にも今後の予定や五反田オフの話などなど。河岸を移して飲みなおす動きもあったが、何となく止めて帰ってみたら、すごい大雨になっててびっくりした。全然傘を使わなかったので、自宅の最寄り駅で暫く足止めを食らった。

 いつものことながら刺激的な話、面白い話を沢山できて、とても実りある一日でした。開催してくださったkdmsnrさん、場所をアレンジしてくださったetoさん、混沌とした二次会でお金の面倒を見てくださったわたなべさん、そして長丁場のためになるお話をしてくださった平林さん、会を盛り上げてくれた参加者の皆さん、ありがとうございました。そしてお疲れ様でした。こういうのに出ると、癖になるんだよね〜(笑)。

 そういえば、平林さんは今回の出席者の中では増井さんとおれカネゴンさんのファンだということで、私の背中押しが少しでも役に立ったと思うと嬉しい。おれカネゴンさんとお二人の写真を撮りましょうか?と申し出たら、「それはちゃんとしたカメラでお願いします」と恥ずかしそうに言われた(笑)。鞄から出てきたのは、すごくでかくてちゃんとしたデジカメで、手が震えましたよ! 平林さんはPCの蓋部分にお二人とotsuneさんのサインを貰ってた場面はほほえましかった。

_ [読書][読了]辛酸なめ子『 ほとばしる副作用 (文春文庫PLUS)(辛酸 なめ子)

 毒がたっぷりでおもしろうございました。PART1の芸能人評を読んで、この人がポストナンシー関と言われることがある理由がわかった気はする。しかし、ナンシーは神様のような達観した目でものごとを見てたけれど、彼女の場合は煩悩と嫉妬バリバリのところが新鮮です。軽い下ネタ(ただし下品ではない)が多いところがまた、印象的でした。

 次の章からは、彼女の仕事としてよく接しているような体験(お出かけ)ネタとかあれこれ。彼女は、美人の似顔絵は似てないけど、不細工のときに本領発揮するね。これがまた煩悩パワーなのだろうか、と思案する。「STUDIO VOICE」に寄稿していた分は、シュールなネタが多いね。最近の方がもっと地に足着いてる気がする。そして最後のアメリカのローティーンとの文通(Emailでね)ネタがよりシュールさが引き立って印象的だった。一所懸命年齢を偽る送り手(辛酸なめ子自身と思われる)と、どうも日本のことをよく知らないらしく、ステロタイプな誤解をしてくれる、豊かなアメリカのヤンキーガールたち。しかも、これが文化の断絶というのだろうか、訳の分からないことで一方的に絶交されてしまうという終わり方もそれをちゃんと落としていないところも超シュールだ。

 どちらかというと、爆笑よりは「ひっひっひっ」と陰湿な引き笑いをしそうな芸風かな。湿度が高い。でも、いやな感じがしないのは、そういう面を自分も持っているからか。


2005年09月05日 (月) [長年日記]

_ [MySite]「これを見て感想を書きました。とても助かりまっした。thankyou***」

 Wikiの方に書き込まれていたコメント。何で今回はこの本が課題になることが多かったのだろう(元々?)。書いた感想が丸写しか、ただの参考程度か分からないけど、ちょっと複雑な気分になった。これまでも明らかに夏休み期間に名作のタイトルをキーワードに辿り着いた人は沢山いたのだけれど、こういう形で書き込んで貰ったのは初めて。しかし、どういう風に役立ったのかが非常に気になる。

 フレーズで検索してくる人がいたら、先生かも知れない(笑)。

_ [misc]ネット上での活動

 今まで10年近くウェブサイトをやってきた訳だけれど、技術系の集まりや付き合いは、自分が非常な半端モノである自覚を持っていたので、殆どかかわりを持ってこなかった。しかし、ここ数年、何故かそういうコアな人たちと付き合う機会がとても多くなり、自分でも驚いている。

 それと、とても面白いのがこういう場に引っ張り出してくれた人がふたりとも女性だったことだ。yomoyomoさんが上京された際の飲み会に『Wiki_Way』を買っていたし興味があるみたいなので、と誘ってくれたのはyucoさん。ここでは結城さんと知り合うこともできた。そして、そこで下地ができた後に第1回Wikiばなをやり、味をしめてその後も継続してとうとう次回は裏方で実質的に仕切りをやらなければならなくなったwikibana.socodanetのshinoさん。いわゆるコンピュータ技術に関するコミュニティの構成員(?)の殆どは男性を占める中で、声を掛けてくれたのがどちらも女性だったというのが興味深いし、そしてとてもありがたく思っている。

 10年後は何をやってるやら分からないけど、こういう時期もあったことはずっといい思い出として残ってるんじゃないかと思う。

_ [wiki][雑誌]AERA 2005.9.12号でPukiWikiのスクリーンショットが!

 ぱらぱらと記事を読んでいたら、PukiWikiのスクリーンショットが目に入った。記事のタイトルは「IT経営者のネット活用術」。橋本大也さんコントロールプラスの村田さん、百式の田口さんが登場してコンピュータやインターネットを仕事にどう活用しているかという記事。結構具体的なところまで取材してあって、なかなか面白く読めた。記事執筆者はライターの松田亜子氏。

 で、くだんのPukiWikiは勿論(?)橋本さんのものだったのだが、「Wiki」という単語はどこにも無い。ただ

思いついたらとにかくパソコンに「メモる」という橋本さん。「見ないと忘れる」と、ブラウザを立ち上げたときの最初のページにメモが来る設定だ(p.34)

とある。その情報管理術も、とにかくディレクトリ式ではなく検索を利用したもの(まさにWiki的発想ですね)。まあ、大抵はネットジャンキーの人たちは当たり前のようにやっていることだったりするけれど、確かにそうでない人にはそれなりに参考になるのかも。

_ [本の話]第15回ドゥ マゴ文学賞に、大道珠貴『 傷口にはウォッカ(大道 珠貴)

 選考委員は富岡多惠子氏で、ウェブ上で選評も読める。授賞式&特別対談は10月17日だそうだが、ろくに読んでないとなかなか行きづらいんだよなー。でも、今回は競争率が低そうな気もするのだけれどどうだろう?

_ [読書][漫画][読了]伊藤理佐『 やっちまったよ一戸建て!! (1) (文春文庫PLUS)(伊藤 理佐)

 この漫画、休刊するまで週刊漫画アクションに連載されてたんだよな。銀行印や不動産屋との掛け合いが面白くて、みんながボケまくってる空気管も絶妙で楽しみにしていたのだけれど、ある日突然やってきた、雑誌休刊。その後、確か書き下ろしで続刊が出たんだったか無理矢理終了させたんだったか忘れたけど(前者だったと思った)、漫画って足が速くて結局手に入れられなかったんだ。文庫になって読めるようになってくれたのが嬉しい。

 30歳の漫画家伊藤理佐が、20坪強の土地を買い、銀行や不動産屋、設計士と交渉をしつつ、マイホームを持つまでの話。この巻はとりあえず設計士を「この人」と決めるところまでなのだけれど、その間の「本命と浮気相手との間で揺れ動く女心」を劇中劇として持ってきた(彼女はよくやりますね)のに伊藤氏自身を男性と設定するところなど、普通はそうはしないところをさらっと逆転させるところが面白い。妙に下膨れ顔の男が二人の女の間で迷う図……(笑)。

 金額なんかも出てきて、普通にマイホーム作り漫画とも読めるので、そういう気分の人は読んでみるといいのでは? 確か、この後「トイレは吹き抜けに!!」とか、奇妙な要望を出したりするんだよね。そこだけ何故か強烈に覚えてる(笑)。次はいつ出るのかなあ。

本日のツッコミ(全3件) [ツッコミを入れる]

_ yomoyomo [PukiWikiは田口さんも情報管理に重用していると以前言われていましたっけ。ウェブ系の人にはPukiWikiが一番..]

_ にじむ [ほほう、そうですか。確かに使ってる人多そう。 え、yomoyomoさん来てなかったんですか?……ってそれはotsun..]

_ にじむ [yomoyomoさんは既にAERAは読まれてるでしょうが、田口さんの「ウザいデスクトップ」には受けました。この手の使..]


2005年09月06日 (火) [長年日記]

_ [internet]初Google Talk de chat

 昨日の午前中、そろそろ打ち合わせの準備をしなきゃ、と思っていたらぱぱっと見たことの無いウインドウが開いたんでびっくりした。うへー、はじめてGoogle Talkでチャットをしちゃったよー。でも、そういう訳なので「また後で」と返したら「用件のみ伝えればOK」ってことで、なるほど、こういう話だったらダイレクトだしmail待ってるより早いよな。ステキ。というか、MLの投稿がことごとく悪質spamに認定されてしまうので、困っていたのだった(だから絶えずゴミ箱を見ている)。これってホワイトリストに追加してみたけど、fromしか効かないのかなあ。もうちょっと様子見。

_ [Life]結婚記念日

 ここであったが10年目……ではなく、10年目を迎えました。ますます空気のようになってきている今日この頃。以前からまるで年寄り夫婦みたいではありましたが。しかし、昨晩の夫の鼾はすごかったので、まだまだ空気となるまでは時間がかかるようです。

 今日はちょっと都合が悪いので週末にでもどこか食事に……と思ったら、読書会だったorz。えーと、日曜日かなあ?

_ [wiki][internet]PukiWiki.orgが……

 SourceForge.jp: PukiWiki.org ΥˤĤ (DNS˴ؤ)

 こういう事態になっていてその後続報が待たれていたのだが、今行ってみると、どうも他のところに取られてしまったらしい。

このドメインは売り出し中です!

というメッセージが出てくる。whoisを見ると

Registrant Organization:Domain for sale

になっちゃってるし、あー、やっぱりこういうことが……。各PukiWiki利用中のサイトでは必ずページ下部にライセンス表記とサイトへのリンクがあるから、それなりにGoogleランクは保てそうだもんねえ。

 とりあえず私のところのWikiは、サイトへのリンクを一時的に削除してみた。アナウンスもその後出て無いようなので気になるのだが……。

 とりあえず、skin/pukiwiki.skin.phpの下部、バージョン表記をコメントアウトして、その代わりにS_COPYRIGHTで表示される文字列を普通に表示。いや、S_COPYRIGHTの方を修正する手もあると思う。

<!--
<?php echo S_COPYRIGHT ?>.
//-->
PukiWiki 1.4.5_1 Copyright &copy; 2001-2005 PukiWiki Developers Team. License is <a href="http://www.gnu.org/licenses/gpl.html">GPL</a>.<br>
Powered by PHP <?php echo PHP_VERSION ?>. HTML convert time: <?php echo $taketime ?> sec.

_ [読書][読了]高橋哲哉『 靖国問題 (ちくま新書)(高橋 哲哉)

 感想はあとで。靖国問題や日本の不戦の誓い、右傾化する社会、などなどに関して有益な「材料」を与えてもらったと思う。言っていることはおそらく正論だが、この通りできたら世話は無いとも言える。そこに近づけるための具体的な施策を練ることが重要だ、ということだろうか。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。

 辛酸なめ子のは、『ほとばしる副作用』の芸能人評が面白かったので。


2005年09月07日 (水) [長年日記]

_ [wiki][internet]続・PukiWiki.orgが……

 昨日取り急ぎ書いた話の続報だが、買い取った先から買戻しのオファーがあったらしい。

[PukiWiki-users 161] Fwd: .orgɥᥤž˽ФƤޤ

70万円〜〜!? そら、却下、却下だよなあ。でも、こちらで指摘されている通り、どうしてこのような事態になったかの経緯は知っておきたい。今後、同じようなことを起こさないためにも。

 そういえば、昨日はフッタ部分のクレジット表記からリンクを外しただけだったのだけれど、結構あちこちでそのまま使われているPukiWiki.orgのロゴ(先日のAERAの記事で橋本大也さんのWikiもオリジナルロゴの状態だったね)も早急に差し替えて、メジャーバージョンアップした方が良さそう。まあ、メジャーバージョンアップだけの機能が無いのにそれもどうかと思わなくも無いけれど、おそらくそう簡単にこのドメインが戻らないことを考えても、そういった措置は必要だと思うのだけれどどうだろう。

 これとはずれる話だが、昨日のアクセスログの中で、seesaaブログ経由のものがあった。該当のところを見に行ってみると、はてなアンテナをそのまま取り込んだエントリだった。なんだかなあ、と思ったけれど、今朝mixiでちょっと疑問を呈したら、ishinaoさんから示唆があり、そういう動きが出てたのかと驚き呆れた。もしかしたら今一番spamサイト情報に強いのはishinaoさんかもね(笑)。

 同時多発的にvoid GraphicWizardsLair( void ); // ΰ渶 - եꥨȼŪȤѥblogƤARTIFACT ͹¡ : ܥåȤˤ뼫ưspam/fake blogで言及されているようだ。関連してこんな話も→StarChartLog: Dzץ⡼ѥȤΤθ

 %%ちなみに、今後は(おそらく)http://pukiwiki.jp/がオフィシャルサイトになると思われる(こちらもML情報から)。%%当面、http://pukiwiki.sourceforge.jp/に落ち着いた模様。コンテンツもほぼ相対リンクになっているのでアクセスできる。開発サイトは、http://pukiwiki.sourceforge.jp/dev/

追記

 そういえば、PukiWikiって内部リンクがすべて相対リンクじゃなく、http://〜からのリンクなんだよね。これってどうにかならないのだろうか(以前から気付いていたけど、書くの忘れてた)。今も、PukiWiki.jpのリンクは全部PukiWiki.orgになってしまう(configファイルがそうなってるってことかな)ので、hostsファイルにでも設定しておかないと、FrontPage以外は殆ど意味が無い。

関連リンク

 本文にある以外のリンク。後になって見つけたので。

 映画の公式サイトが変なのに乗っ取られる例は、以前にも見たことがあるな。配給会社にサブドメイン立ててもらうのが、一番いいのではないかと思うのだが*1

*1 万が一会社と制作側でゴタゴタが起きてサブドメイン削除されたときにもスクワッター対策としては有効(取られないし)。プロダクションを持っているのであれば、そこで専用ドメインとってサブドメインで運用するのがいいんだろうな

_ [web感想][ビジネス]栗原メソッド

ѥͥˤ뷪᥽åɡʤäƸۤɤǤʤǤ - ΥƥΥɾVer2 [ITmedia 륿ʥƥ֥֡]

 先日のプレゼン講座で味をしめてしまった訳ではないが(人前に出るのは苦手だ)、栗原さんのblogで「栗原メソッド」なるものが公開されてたのでちょっと興味を持つ。メソッドばやりだなあ(笑)。

 先日のはプレゼンを前提にしたもので、こちらはパネリストとしての出演を前提としたものではあるけれど、まあ、人に向かって話をする場合に気をつけたいことには共通点はあるなあ、と思う。プレゼント違って他のパネリストとの掛け合いや兼ね合いがあったりするので、その辺りを考慮した形が望まれるのだろうけれど、「打ち合わせはほどほどに」というのは、なるほど、と思った。パネリストではなくモデレータとしての心構えもあったりするので、参考にしてみてはいかが?

 ところで、高橋メソッドの名前も出てきてるYO(笑)!

_ [季節]走る雲

 夕方のミーティングの途中、大きく開いた窓のあちら側の空を見たら、どんよりした雲が切れ、薄くたなびく白い雲が、滑るようにいくつもいくつも動いていた。あー、きれいだなあ。その背後にはやはりもくもくとした雲もあったのだが。

 どうやら、この後の夕陽がとてもきれいだったようだね。ああ、うちのオフィスから見る夕陽は格別だというのに、見逃してしまったよ。


2005年09月08日 (木) [長年日記]

_ [mono][mobile] 㥩 - iPod nano

 にゃにゅ! HDDを乱暴に扱うのは気になるので背に腹は変えられぬとNW-E507を買った身としては、これは気になる状況。うーん、容量がもっと大きくなったら考えたいなあ。それにしても、フォルムもスタイリッシュで、iPodには食指が動かなかった私もこれなら……!と思えるなあ。やっぱりappleはすごいなあ。

だ、だめだぁ

 つい、ポチッと購入ボタンを押したくなってしまう。見れば見るほど私好みですよ! えーと、私は断然ホワイト!

 NW-E507はねえ、液晶がダサいのです。曲名なんかを表示させてるにはいいんだけど、他が……。これってVAIOの液晶窓のところも同じことなんだけど(起動時などに出てくるのです)。

_ [時事]ǯֺǹȽȽ ̱פˡȻäʤ

 そうそう、選挙のときは最高裁判所裁判官審査もあるんだよね。いつも「事前にぐぐって調べておこう」と思いつつも忘れてしまう。これを見て対策を練ることにしよう。

_ [weblog][webサービス][時事]「現代用語の基礎知識2,006」に「モヒカン族」が載るらしい

ϤƤʥ꡼ - ظѸδμ2006ٷǺܥȯɽ

via ҥ² - ʤ뤬ҥϿʤ - ϥ˥塼Ǥ

 ……とうとうotsuneさんの名が一般ピープルにまで膾炙するのですね(違)。

 つーか、今頃のチェックですみません。いやー、アンテナの感度が鈍くてねー。

_ [オフ]五反田オフ

 これで4度目。最近、塚本さんにはよく会ってるねー。今回はこれまた濃い面子6人で、創作イタリアンの店で飲み食い。イタリアン風麻婆豆腐って? イタリアン風鳥わさって?? おいしくてそれなりにおなかいっぱいだったのに、ひとり3,000円だったよ! まあ、食欲大魔神がいたらもっと普通の金額になるだろうけれど。

 なんか、はてなとかはてなとかはてなとかイーマーキュリーとか本棚.orgとかスパムメイルとか「UNIX USER」10月号とか、総選挙で入れるべき(というか消極的選択?)はこの党だろ、とか、PerlとかRDBとかポータブルオーディオとか(nanoが出た日だしね!)色々てんこ盛りだった。

 楽しかったです。初めてお会いすると思っていたばかりの人が実は二度目だったりして途中で少しずつ気付いたり(間抜け?)。


2005年09月09日 (金) [長年日記]

_ [webサービス]写真共有SNS「フォト蔵」使ってみたよ

 と書こうとしたら、たださんに先を越された! 昨日増井さん(大富豪家さんの方)にお願いして入会した後飲み会に行ってしまったのですっかり手付かずだったが、増井さんはばんばん写真をアップするし、たださんも入会したのでリンク申請を出したり、HDDから出せそうな写真を漁ったりしてみた。

 UIはイマイチこなれないところがあるなあ、というのは同感。暫くあちこちクリックしまくって「実はここにありましたよ〜」的な青い鳥体験ができました。それと、これはやっぱりそういうもんかなあ、と思うのだけれど、閲覧制限を掛けられる、というのにすごく興味があったのだが、ちょっと肩透かし。これは一般的なSNSでもあるように、一般公開用と「お友達」のみ公開の分類のみだった。……と思ったら、ガイドに「友達グループを作ると、特定のグループにのみ公開する写真アルバムを作ることができます。」というメッセージが。おお、これじゃよ、これを求めていたのじゃよ。複数グループアクセス制御が可能なのって、(こちらはテキストが主だけれど)DI-DO以来?

 フォト蔵が他のSNSと違うところには、この2つのアクセス制御のほかに、「インターネットで公開」があるということだ。つまり、逆から見れば他の画像はフォト蔵以外では見られないはず、ということになるかな。今は対策したかどうか分からないけど、一時期GREEの掲示板が見えちゃう(Google Adsense使ってんだし、それを見れば分かりそうではある)とか、mixiの画像はアクセス制御されてない(というか、Googleイメージでサイト名を指定すると大量に釣れるって話ありました)、とかの問題がありましたね。これは画像がメインコンテンツだけあってそういうところはちゃんと考えてるということだろうか。

 mixiでマイミクシィの最新日記が分かるように増井さんはどんどん素敵な写真をアップしてるのだけれど、たださんはどう見てもネタだろ、これは、というようなものが多くて、ひとつひとつ見ながらつい笑ってしまった。

 招待制では無いようなので、興味のある方は使ってみては?

 実はやはり最近正式リリースをしたメディア関連のレビューSNS、「BIBIO」にもβ版で招待してもらったのだが、うーん、イマイチメリットを感じずただいま放置中。こちらも正式リリース後、招待制から登録制へと切り替わったようだ。

_ [告知]Wiki小話

 9月21日の夜、都内で「Wiki小話」というイベントを行います。第1回目はたつをさんが語る「最近のWikiまわりの雑多な話題」。参加者を募集し始めましたので、皆様お早めにどうぞ!

http://wikibana.socoda.net/wiki.cgi?Wiki%be%ae%cf%c3%2fVol%2e1

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。

 「 群像 2005年 10月号」は評論特集で、それぞれ執筆者は以下の通り。

  • 赤坂真理論――「死児とメディア化」渡邉大輔
  • 阿部和重論――「隠微な戦略―阿部和重の〈核〉なき闘い―」伊藤氏貴
  • 鹿島田真希論――「聖なる愚者は〈父の言葉〉を超えられるか」管聡子
  • 佐藤友哉論――「更地と希望―佐藤友哉『子供たち怒る怒る怒る』を読む―」陣野俊史
  • 笙野頼子論――「『水晶内制度』伝」佐東康智
  • 多和田葉子論――「夜行列車のように」田中和生
  • 中原昌也論――「中原昌也と孤独な時代の叙事詩」池田雄一
  • 古川日出男論――「Minimum Soul, Maximum Rock'n Roll」仲俣暁生
  • 星野智幸論――「楽園の扉に舌を挿し入れる―星野智幸による虚構とセクシュアリティ―」小平麻衣子
  • 町田康論――「正義の味方」水牛健太郎
  • 桜坂洋・平山瑞穂・山崎ナオコーラ論――「コンラッドの末裔たち 1900/2000」福嶋亮太

 うーん、この特集は、嬉しいけど自分の好きな作家がほとんどのため、実は不安だったり。どういう内容になってるんだろうなあ、とか。失礼ながらお名前も知らない方が大半を占めているというのも期待と不安の原因。


2005年09月10日 (土) [長年日記]

_ [季節]今日の空

雲と夕陽  マンションから見た空がきれいだったので、パチリ。しかしこの時期というのは本当に短く、何枚か撮る間に、あっという間に太陽は姿を隠してしまった。

 雲の表情がとても豊かで、それと共にある夕陽のアクセントが効いている、という感じかな。

_ []ルソイ@目黒

 駅から権之助坂をてくてく下って初めてぶつかる横断歩道の左側にあるお店。ビルは分かったけれど改装中だったこともあって、別の入り口から入ったら

  • エレベータは1階の次が4階
  • 裏手にある非常階段らしきものを昇っていったら、二階部分にはドアがない!(トマソン(笑)?)

で、途方にくれました。どうやら、道路側に別の階段があった模様。

 30分くらい遅れて行ったのだけれど、既にタンドリーチキンやシシカバブなどは食べた様子で、残りをいただいた。シシカバブ、か、辛い……。最初に出てきたのはチーズカレーで、みんなが食べてるのを一通り見ているうちにマッシュルームのカレーがやってきた。マッシュルームとたまねぎを一切れずつナン(もちもち!)に乗っけて食してみたところ、ひー! ただの一切れだというのに、辛さが凄まじい。辛いのが苦手な私だけではなく周囲の人もみんな辛いと言ってたので、尋常ではなかったはず。前回の読書会の後に行った韓国料理屋で食べた牛スジと唐辛子の煮物とどっちがすごいかって、ちょっと較べられないくらい。

 そのおかげで、他のカレーがとてもマイルドでおいしく感じられた。チーズカレーや、カリフラワーなど野菜のカレーなどなど。ただ、最後に残った2口ほどのカリフラワーとジャガイモのカレーは、油断していたらかなりその一口が辛くて驚いた。でも、おいしく食べられるところだと思う。昼間は卵カレーというマイルドなのもやってるそうなので、今度食べに行ってみよう。

 その後駅ビルのアトレにある有隣堂を冷やかし(ちゃんと買った人たちもいるよ)、由庵でヘルシーなお茶をしつつ今度は落ち着いておしゃべり。haruさんからは帰り道も含め、色々役に立つことを教えて貰った。楽しかった!

 昼間の読書会が所用で参加できず夜のみ行ったのだけれど、目黒は家からも近いし結構便利なところだよ!


2005年09月11日 (日) [長年日記]

_ [Life]遠出

 所用で、埼玉まで行ってきた。地理が全く見当つかないので乗り換え案内などで調べると、地下鉄を経由して、さほど複雑な経路を辿らずに行けるものだと分かった。行きと帰りでは経路が違って帰りはとても楽だったはずが、途中の駅で人身事故の影響ということで乗り換えさせられた。途中、ひとときもじっとしてられない子が両親とともに乗ってきて私の隣に座ったのだが、金切り声など上げ続けてる。あれ、これだけ聞き分けがないというのは、もしかしたら何らかの障害があったりする子なのだろうか。気を使っていたご両親の手前、ちょっと車両を移ったりするのは失礼かなと踏みとどまっていたのだが、途中でどうしても我慢できなくなり隣の車両へ移動してしまった。済まない。ああ、でも、降りる振りをすればよかったな。あの時はそこまで精神的に余裕がなかった。

 埼玉から出る頃、むっとした蒸し暑さと雨がやってきた。そのまま道中、かなり強い雨が降ったりしたが、長旅から帰ってきたら殆ど止んでいてホッとした。

_ [Life][時事]総選挙の投票に行ってきた

 その後、少し休んでから夕方5時過ぎに投票所へ。小選挙区→比例区・最高裁判官、と流れていく。今までとは違う党に投票してしまったが、ここには書かない。ちなみに、私はどちらかといえばリベラル左派となるんだろうな。

 それにしても、小選挙区は選択肢が本当にない。誰にも入れたくなくて、すごく悩んだ。後で新聞のサイトで確認したところ、私たちが投票した人じゃない人が当選していた。

 雨は、降ったり止んだり。うちの投票所に限れば16時時点での投票率は、46%強だったようだ。結構高い方かも、と思った。最終的にはどのくらいになってたのかな。小学校への人々の往来も、いつもよりは激しかったように思う。ところで、小学校の校庭の片隅にある鳥かご(の巨大化したもの)の中は空っぽになっていた。これははじめてのことなのだけれど、いたずらされないように孔雀たちは、どこかに避難させられたのだろうか。

 その後、以前住んでいたところの近所にあるおすし屋さんで恒例のの選挙後寿司。でも、時間が早すぎて(一応ドトールで時間を調整してきたんだけれど)誰もいない、というか、この日は珍しくイートイン(とは言わないだろう)は他に誰もいなかった。出してもらった生牡蠣が、とてもクリーミーな風味で嘆息。魚のひとつひとつも、自然の甘みが味わえて、幸せ。


2005年09月12日 (月) [長年日記]

_ [本の話]֥åӥ塼ƥȡExcite ȡ֥åʸءɾܤΥ˥塼

 ふむー、どうもこういうのには弱いので応募はしないだろうけれど、課題の中の審査員推薦枠がやけに好みに走っていて笑える(嬉しい方の笑いだけど)。トヨザキ社長と仲俣暁生さんが審査員なので、お二人に力作を読んで言及して欲しい!と思われる方はぜひどうぞ〜。

 フリースタイル部門というのがあって、いわゆるスタンダードな「書評」以外の道もあるのが面白いね。って、すごい作品が来れば、なんだけれど。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。書店の選択肢が、無いも同然。

 『9.11〜』は、森山さん「これは何にも差し置いて読むべきだ」と強く薦めている。


2005年09月13日 (火) [長年日記]

_ [季節][]新さんま定食

じゅうじゅうのさんま  近所の定食屋さんにて。目の前に来たときには脂がじゅうじゅう。腹の部分がこんなにうまいの食べたの初めてかも!

 夫の、かます定食もおいしそうでございました(ちょっと取ったら箸で叩かれた)。

_ [買った本]買った本

 大盛堂書店センター街入口店にて。ここで本を買ったのって、何年ぶりだろう。これも、旭屋書店がなくなったからなのだが……。

 しおりはNo.7の菊地亨君だったよ。とことん地味め路線だな(笑)。


2005年09月14日 (水) [長年日記]

_ [読書][読み始め]ダグラス・アダムス『 銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)(ダグラス・アダムス/安原 和見)

 ああー、確かにアホっぽいー(笑)。主人公はアーサーの方かな? 彼は自分の家の上をバイパスが通ることになったために取り壊されることを作業一日前に知るのだが、結局その日パブで荒れて飲みまくり、翌日はすっかりそのことを忘れている始末。断固阻止しようと居座りを決め込んだが、心が動いて友人(宇宙人)とパブに行ってしまう。

 友人は、何故パブに誘ったか。それは、もうすぐ地球が消えてしまうからである。しかも、アーサーの家が取り壊された(結局こうなる)のと同じ経緯と理由で。

 あまりにもあっけらかんと地球が消滅してしまい、唖然呆然ですよ! でも、このあっけらかんなところがいい。

 どうやら、上映期間が短そうなので、無理矢理明日行くことにして、今日はその予習をしていたのだ。明日までに読み終わるかなー。

映画公式サイト

_ [MySite][webサービス]amazonのデータが取れてない

 んーと、またamazonの仕様が変わったのかなー?

あー!またしても

 amazonのキャッシュをクリアしてみたら、画像やタイトルの内容が全部表示されなくなってしまった。

既に修正アナウンスが出てる

 tDiary.orgで早くもアナウンスが。そうか、スペースがなくなっていたのか。まあ、Amazon Web Serviceを使えっていう話になるのかのう(それを使っているPukiWikiの方は無事)。たださんのところのツッコミでも言われているとおり、表紙画像の著作権保護の関係で、時々URI変えてんのかも、とはここまでやられると思えてくるのう。

_ [Bar]オープニングパーティ

 夜はKさんが独立して開いたバーのオープニングパーティ。お手伝いで入っているバーテンダーたちも旧知の仲なので、初めてのお店のような気がしない。小ぢんまりとしたお店だが、いわゆるオーセンティックバーよりも少し砕けた感じの内装で、ちょっとポップだなー、と感じた。天井が高い(ぶち抜いてダクトが見える状態にしたらしい)ので、面積はさほどではなくても開放感がある。

 Kさんは、思いっきり個性的なベスト(バーテンダー用の)をユニフォームに選んでいて、彼らしくていいなあ、と思ったけれどバーテンダー仲間からはイマイチ不評のようだった(笑)。随所にこだわりは見られて、なかなかに面白い。休み無しで営業するらしいんで(そりゃすごいよなあ)、気軽に立ち寄れそうな感じだ。通常営業のときに今度は行ってみようと思うっす。

 Mさんは、カウンターの中で洗いものをしたりお酒を作ったりと休み無く働いていて「2年間分くらい働いた感じ」とため息をついていた。こういう雰囲気だからなのか、今日は珍しく同じジンリッキーで乾杯。あまりにも不慣れなもので、Mさんが乾杯しようとグラスを近づけてるのに、私は自分のグラスを退避させようとしていた(笑)。


2005年09月15日 (木) [長年日記]

_ [mono]とりあえず物欲は納まってきた

 先日iPod nanoが欲しいと、つい帰り道のさくらやで倒れ込みそうになったけれどどうにか持ち直した。あー、危なかった。価格も手頃だし、あと少し強いきっかけがあれば、確実に転んでたな。しかし、サイトの情報を見るのにQuickTimeの最新版をインストールしたら、iTunesまで勝手に入ってくれたぞ。

 それと、今日は夫が少し前に買ったお財布ケータイで映画館のチェックインをさせようと教育しているうちに、自分まで欲しくなってdocomoのサイトで電子カタログ見たり、auまで確認している始末だった。はっと我に返って気付いてブラウザ閉じたけど。ちなみに夫は、今まで20x系だったのだけれど(Javaアプリも使わないし)、Felicaを使える魅力にはちと参ったらしい。でも、結局昨日まではチャージもして無かったよ。おまけにこの携帯、ヘルプを呼び出したり欲しい情報を検索する方法がいまいち分からず、結局音声認識で呼び出すのが一番早かったり。でも、案外きちんと認識されるもんなんだね。今の携帯はすごいや。

 ということで昨日からごく一部のみが大興奮状態だった、DIMEによるWILCOMの新機種スクープだけれど、早速買って会社までの道々読んでしまったよ。京セラ、日本無線、三洋と並んでいて、どれがいいか、ってな話だけれど、見た目的には日本無線かなー。ストレートタイプでしかも、ちょっとダサくはあるけれど小ささがかっこいい。指紋認証に心惹かれるものの、京ぽんのあの小汚い画像でもカメラ付きという楽ちんさになれてきてしまった今日この頃、気軽に画像をアップできないのはちと辛いかも知れない。でも、見た目だけで機能に関しては殆どといっていいほど情報が無いので、まだまだ様子見だなあ。いずれもフルブラウザ搭載らしいけれど、何を使うかにもよるかも。W-SIM対応端末も出るという話だし*1、あと暫くはPHS続行かな。

 ところで、最近ホントに京ぽん(殆どが白)持ってる人増えたね。普通の女の子が持ってたりすると「ああ、PHSもヲタ専用という印象は薄れつつあるのかしら」と感動もひとしお。

*1 「DIME」にはこの3台と同時期に出るという強い希望的観測によるものと見られる調子だが、そんなに早くは無いんじゃないかと私は思っている。そりゃ、早く出てくれたら嬉しいけど!

_ [季節]今朝の空

楽しい形の雲  出勤するときに玄関から見えた空。おおー、なんか、雲の形がきれいだ。なんか、秋らしくなってきたね。家の中で汗かいてたんで(朝は暑さと汗のおかげで起きた)、こんなに過ごしやすいと気付かなくて半袖で出て来てしまったよ。

 今日は風邪もちょっと強いからか、雲の流れが速い。

_ [mobile][mono]スタイラスペンが折れた

折れたスタイラスペン  昨日打ち合わせ時にZaurus SL-C860からスタイラスペンを取り出したら、なんだか妙にペン先が鋭角的。どちらかというと万年筆みたいだ。あれー? と不思議に思っていたら、ああそうか、ペン先が折れてるんだ。とりあえずZaurusを振ってみたら(こういうときHDDレスだと気楽でいいねえ)スタイラスペンホルダーからペン先がぽろっと出てきたよ……。

 うーん、とりあえずアロンアルファでくっつけてみるかな。ペン自体は渋谷のビックカメラで売っているのを確認した(というか、一代目をどこかでなくしてこれがそこで購入した二代目だったのだ)ので、まだ購入可能だろうし。

 しかし、いつどういうきっかけで折れたんだろう???

_ [読書][読み中]ダグラス・アダムス『 銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)(ダグラス・アダムス/安原 和見)

 むはー、ホントにこれはイギリス的な笑いに彩られているのだなあ。SFではあるけれど、普通にイギリスのコメディ小説が好きな人ならお薦め。ジーヴスとか好きな人はいいかも。地球が無くなり宇宙に放り出されたアーサーとフォードは、土木工事をしている(つまりは地球を消滅させた張本人)ヴォゴン人の船に拾われる(正確には拾ってくれたのはその船で使用人として働いているデントラシ人だが)。しかしあっという間に見つかり、ヴォゴン人の朗読する恐怖の詩を聞かされるという拷問に遭うのだった……。

 えーと、ヴォゴン人の詩って、ジャイアンのコンサートみたいなものですか(笑)? まあ、ジャイアンの場合はわが声を美声と思い込んでるところがヴォゴン人の意識的な嫌がらせとして用いている状況とはずっと違っているけれど。なんか、フォードが悲鳴をあげて悶絶している図は、ヴォゴン人の期待に沿えるようにというサービスカットかと思ったよ(笑)。

 それと、フォードのあっけらかんとした性格も、この二人の珍道中にはいいさじ加減となってるんだろうなあ、と思ったり。アーサーの方はちょっと暗い性格のようだから、このくらいが多分丁度いい。

 ところで、銀河帝国大統領のゼイフォードだけれど、彼の風貌は映像化していいんだろうか、と首を傾げてしまった。というのも彼は双頭のヒトなのですよ。しかも腕三本。映画ではどうなってるのだろうかと見てみたところ、ああ、風貌は派手だけれど、普通の姿かたちだ。どうやら、片方の頭は服の中に隠しているらしい……けど、出てきたりするんだろーか。今日の夜、ちょっと楽しみだ。今日中には残念ながら読み終わりそうに無いので、基本的な事柄が分かっただけで映画を観るとするか。

_ [イベント][wiki]Wikiばな Vol.5参加者募集開始です

 5回目を迎えるWikiばなVol.5。本日から参加者募集を始めました。今回の開催は10月15日(土)、品川駅から徒歩圏の施設です。初めての方でも参加しやすいよう、軽めのお題にしてみました。「コンピュータのことはよく分からないし……」と思っているあなたの方が、実は面白い話題を提供してくれたりもするのです。もしかすると、そこから出てきたアイディアがWikiに実装されるチャンスも!?

 Wikiの最新動向などのライトニングトークセッションも用意されていますので、皆様お気軽にご参加ください。最近は読書系もWiki使う人が増えてきたしねー。

_ [映画]「銀河ヒッチハイク・ガイド

 本(『 銀河ヒッチハイク・ガイド (河出文庫)(ダグラス・アダムス/安原 和見)』)のほうは半分しか読んでないのでいささか不本意ではあるけれど、行っててきましたよ。六本木は遠い気分がするけど実は案外会社からも家からも近いので便利なところではある。ヴァージンシネマ六本木のSCREEN1って比較的小さな箱なのだけれどそれでも臨場感たっぷりで楽しかった。

 原作を半分しか読んでない状態でその関係を言及するのも何だけれど、案外と忠実に作ってあったと思う。視覚的にはかなり派手にしているけれど、話の本筋はほぼ。それに、まだ本では読んでないだけかもしれないけど若干オリジナル設定を入れ込んだという感じだろうか。一番受けたのは何といっても宇宙船〈黄金の心〉号が不可能性ドライブに入った結果かなあ。いきなり毛糸のあみぐるみって、どーいうこと(笑)! しかも妙にかわいいし。とにかくネタの宝庫で、見ているのがとても楽しかった。そして、本の表紙がどうして宇宙空間に浮かんでいる鯨なのかも、よーく分かった。

ヴォゴン星人はぬちゃぬちゃしててもっとキモかったよ  冒頭が洒落てる。生物の中で二番目に賢い存在である地球のイルカたちは、自分たちの信号に気付かない人間の愚かさに愛想を尽かし、とっとと地球を離れるのだが、「あれ、これって宇宙モノだよな?」と疑いたくなるほど水とイルカのミュージカルシーンが続く。主人公のアーサーの情けなさも「これでもか」というほど演出されていた。アーサーは起き抜けに自分の家が取り壊されることを知ったのだけれど、そのまま家の前に居座り、パブにまで出かけてしまう。一体、どんなかっこでいつも寝ているんだろう、と不思議だったが、映画ではパジャマのズボンに着古したトレーナー、それにモスグリーンのバスローブ。これでパブまで行ったのかよ! よく入れてくれたな。

 銀河ヒッチハイク・ガイドの演出もなかなか楽しかった。平面のコンピュータ・グラフィックを用いたカラフルな色調で、絵柄もアニメーションもなかなかポップでかわいい。こういう、独自のところでの遊び心が面白くて、あまり原作に寄りかかってる感じがしなかったのも好感度アップ。高度な人工頭脳を持つロボット・マーヴィンの造形も、これ以上は当てはまらないんじゃないかと思うくらいぴったりだった。実は読んでいる最中の原作では映画を観る段階でマーヴィンが出てくる直前だったので、これは映画オリジナルのキャラじゃないかと思ってしまった。あれ、あれだよ。ロボットなのにちょっと前にブームになったこげぱんに似てるんだよ! 彼が死ぬほど憎んでいる、快楽的な声を出す宇宙船のドアもくすぐりどころ。

 全般的にはほぼ満足。細かいところを見るのに、もう一度見てもいいかなー、というくらいには。しかし劇場にいた人たちの一部は笑いすぎだ! 沸点が低すぎるぞ。ただ、たださんの書かれている

ヴォゴン人宇宙船の下で首をもたげている変わった形をしたパラボラアンテナが、みんなも気になって仕方がないと思う! つーか、ふつう気になるよね?

っつーのは全然気付かなかったヨ。っていうか、「ふつう」ってどこが基準なのか不明だ(笑)。

 そういえば、こういう映画は最後まで気を抜いちゃいけないのに、エンドロールが流れ始めると席を立つ人多すぎ。勿体無いよ、ちゃんともうひとネタ仕込んでるのに!

追記

 ああ、こういうのってやっぱり何度か書き直しが要るなあ。書き忘れていたことが。

 とりあえず、銀河帝国大統領のゼイフォードがとてもチャーミングだった。いや、「もうひとつの顔」が出てくる場面は最初ちょっと驚いたけれど……ちょうど、ぐるんと顔の前後が逆になると恵比須顔から般若顔になるおもちゃみたいな感じの衝撃?

 それと、惑星を作っている工場の場面。コンテナに取り付けられたレールが、ぎゅんと進行方向に飛び出る形で伸びてゆくところや、大自然が手作りの工業製品としてパーツごとにできあがっていくところ、アーサーの家の周りを十何人もかけて復元しているところなどなど。ああ、私もこの光景は実際に見れたら見てみたいなあ。でも、ここには多分アーサーの家族たちも再生されるのだろうけれど、アーサー自身はバッティングしないのかな?


2005年09月16日 (金) [長年日記]

_ [季節]急に秋

 朝起きたら蒸し暑さがあまり無い。ベランダに出るとかなり涼しいので、今日は長袖で出勤。夫は「まだ半袖でいい」というのでそうしたのだけれど、本当に大丈夫だったろうか、ちょっと心配。

 行きの電車は女性専用車両だったのだけれど妙にエアコンが効きすぎていて、とても寒かった。まだ半袖の人たちがかなりいたのだけれど、大丈夫だったのだろうか。女性専用車両は少し温度高めでもいいんじゃないかと思った。あと、スタートしたばかりのときに考えたのだけれど、この車両は固定なのだから、ここに集中して女性向けの社内広告なんかを出せばそれなりの効果があるんじゃないかなあ、と思ったんだけど、そういうことをやる動きは無いように思える。他の路線はどうなんだろう?

 通常の車両にもこの間(出発までの時間が無くて)乗ったけれど、それなりに女性は乗っている感じ。

_ [mono]衡˥塼꡼ || ֥եƥޥפȯ

 via Τˤä(2005-09-15)

 わー、こりゃとりあえず買わないと。と、Office Depotに行こうとしたら、10月の発売か〜。残念。あと、少し小さめのマウスがいいので、どの程度の大きさかにもよるかな。

 今は左右対称のものを使っているのだけれど、「エルゴノミクス」だなんだって右利き用ばっかり出るのはとても不満だったので、この動きはとても嬉しい。

 もっと、左利き用の商品が楽に手が届くようになればいいのに。今私が使っている左利きグッズは、事務用鋏と裁縫鋏、包丁二種とパンナイフ、バターナイフ、というところかな。生まれたときから右利き社会だから殆どはそれで事足りるのだけれど、左利き用鋏を使ったときの感動はちょっと忘れられない。今までは刃が噛みあうよう逆方面に力を入れなければならなかった関係で指の付け根が真っ赤にへこむほどで、ちょっと辛かったのだ。初めて左利き用鋏を使ったときは、「世の右利きの人たちはこんなに楽してたんか!」と驚愕したものだよ。


2005年09月20日 (火) [長年日記]

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。ただし、『インターフェースの街角』は金曜日から品切れ中なのでこれだけ啓文堂書店渋谷店にて。もう一冊店頭に出てたよ。

 ホントはちょっとこの場で増井さんの紹介をしたかったけれど、力尽きたので本を読みつつ、という感じで。


2005年09月21日 (水) [長年日記]

_ [イベント][wiki]Wiki小話Vol.1、本日開催

 会社帰りに飲みにいく感覚で、ちょっと寄り道してWikiのお話をしましょうという試み「Wiki小話」の第一回目が本日開催です。今回はたつをさんがスピーカーですが、参加者でわいわいがやがや盛り上がれるといいな、という趣旨のようです。

 20人の参加者を募集していましたが、おまけで21番目の席を設けましたので、迷っていた方、よろしかったらぜひご参加ください。本日15時くらいまで受け付けているとのことです。

 それと、塚本さんの「プロジェクタ貸します」お話が発表されてます。スモールプレゼンの時代(?)、いつでもどこでもプレゼンできる環境を目指し買われたということで、今回のWikiばなVol5でも気持ちよく貸していただく約束ができました。おそらくこの日が初お目見えとなるはずです。もう個人で(データ型の)プロジェクタを持つ時代になったのかぁ、と感無量ですが、まだまだ重量の方がハードル高そうですね。まあ、1Kgのものと比較して散々悩んだ上で1.8Kgにしたのだから、それだけのものはあるのですが。

_ [読書][読み中]ジム・ドワイヤー / ケヴィン・フリン『 9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言(ジム・ドワイヤー/ケヴィン・フリン/三川 基好)

 やっと月曜の晩から読み始めた。昨晩は即寝状態だったので、まだそんなに進んでいない。でも、私が読んでいるよりもずっと短い時間で起きたことが克明に書いてあるので、こちらの時間は一秒たりとも無視できない。

 これほどの犠牲者が出たのは人災だったという。古い消防法のもとで建てられた設備であり、また、管轄がふたつの州をまたぐためにどちらからも縛られないこと。そこには判断ミスもあったし管理側での人員整理のため(なんと、警備のハイテク化によるそうだよ!)人員不足であったところも影響している。そして、犠牲者の多くが金融関係だったのは、彼らの業務開始時間が早いこと、勤勉であることも結果的には原因となるのだろう。事件当時からそれは感じていたのだが。ここで読むと、やはり一分一秒に多額の金額が動くディーラーたちは、南タワーにいたにもかかわらず(最初に事故に遭ったのは北タワー)多数の犠牲者を出す。普通だったら非難するところだろうけれど、狭くて暗い非常階段を何時間もかけて降りるよりはデスクに座って救助を待ったほうがいい、という考え。避難訓練に真剣に取り組む人は少なかったようだし、避難の呼びかけにも真剣に応える人は少なかったようだ。これらは、(職業柄ということもあるだろうが)各人の判断ミスでもあるのだろう(但し、確かな情報が十分に行き渡っていなかったとも言える)。

 一刻一刻の描写を読み進めると、あらゆるところに"anathor way"が見られるだろう。しかし、それを読んでいる私たちは、既に未来にいて、彼らを助けることはできない。当時、どうしてこんなに油断していたのだろう、とか、何で早く対策を打っておかなかったのだ、といっても後の祭りなのだ。

 この本を読んで、最後にどういう教訓を得るのか、何を感じるのかはまだ分からない。予感だけはあるが。でも、ちょっと忘れられない本になりそうな予感はある。

 訳者前書きによると、この本の書評には「登場人物が多すぎて話が錯綜する」という評がいくつか出ていたらしい。でも、これだけ多くの人たちがこの一瞬に関わっていたんだ、その一瞬で人生が大きく変わった人たちだっているんだ、というのが分かるのは、そのためなのではないかな。すっきり分かり易い情報が欲しいのなら、事故を分析する本を読めばいいだろう。

 これは、文藝春秋のサイトで刊行予定を見たときには「感動」の一言を見てスルーしてしまったのだが、こんなにすごい本だとは知らなかった。強く推してくれた森山さんに感謝しなければ。

_ [読書][読み中]岡嶋裕史『 暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)(岡嶋 裕史)

 どちらかというと、自分以外の人に読ませるのにどうかな、とか、パスワードをめんどくさがる人の説得に使えるかな、みたいな感じで買ってみたのだけれど。まあ、真ん中よりちょっと手前程度のところまで見ればそれなりにそれなりな内容ではあるのかな。ただ、やっぱり初心者の気持ちでは読めないものだなあ。

 それと、どちらかというと話し言葉で書かれているのだけれど、ですます調の文章を読ませられると、内容がひどく薄く感じられてどうも好きじゃないのだよな。まあ、その分読む速度は上がるのだけれど。

 著者は、富士銀総研にいた人のようで、コンピュータ系のプロパーではない。

_ [イベント][wiki]Wiki小話Vol.1、無事終了しました

プロローグ

 という訳で、すごい久しぶりに田端に行ったですよ。舞城王太郎の直筆絵が山手線全駅最寄りの書店に展示されていたのを拾い(勿論物理的にではありません)に行って以来だ。懐かしのブックスミキもそこに変わりなくありましたよ。少し時間があったので一休みしようと駅前のドトールとマックで悩んだのだけれど(まあ、土地に暗い私にとってはそのくらいの選択肢しかないのです)、チェーン店でどちらの味がクオリティ高いか考えたらドトールだろう、と決断してみたら大失敗。禁煙席が無い旧来の店舗形態だったよ(泣)。喫煙者の夫と入るにはガラス板で隔離される喫煙ブースよりはずっといいのだけれど、一人で入ってこの状態はすごく嫌だ。なるべく煙の来ない隅っこにいたのだが、アイスコーヒーもおいしくないのは、この店の腕が悪いのか、それとも煙草の煙と臭いが混じった空気のせいなのか。マックだったら禁煙席があっただろうに。つうこんのいちげき。

 会場では既に席に就いている人も多く、「受付は要らないか……」ということに。折角名簿と名札(白紙だが)を用意してきたのに……。準備している間、片隅で塚本さんのプロジェクタチェックを見させてもらい「おお、写った!」と当たり前のことで感動。

本題

 メモったことで意味を覚えていることを、とりあえず書いてみる。後で注釈をつけるかも。

Wiki小話の経緯について
  • 梅田望夫氏 「アウトプット主義」
  • プレゼン三種の神器
    1. PC
    2. ネット
    3. プロジェクタ
  • デモを重視したい
    • 実際に使っているところを見せる
    • 仮想体験
  • みんながプレゼンター予備軍
  • mala語録その1「バチが当たったんだ」(えーと、脈絡を思い出せない)
  • 形式
    • 1人プレゼン
      • 大きなテーマ
      • いくつもライトニングトーク
    • 何人かでライトニングトーク
  • Wiki Coffin
    • 海洋シリーズの小説の主人公らしい。主人公の名前がWikiで、ニュージーランドのヌオリ族の実在の人がモデル
  • 某社でWikiを活用
    • WikiでメッセンジャーのOnline / Offlineのステータスを表示
  • Wikipediaぱくりブログ
    • www-Wikipediaというツール(?)の存在
  • ロサンゼルス・タイムス
    • 社説のところをWikiにして読者参加型にしたらとんでもない状況になり、3日で閉鎖→あまりにも無謀な試み
    • NotesとWiki……その後どうなった?
  • エキサイト創業者のインタビュー記事(だっけ?)
    • Wikiは今、ホットな状況にあるらしい。←どこの世界で*1??
  • 短縮URL変換機能付きWikiがあれば!(mala語録)
    • WikiはどうしてもURLが長くなる、という話から
  • Wikipediaと企業
    • Yahoo!(E)とWikipedia
      • 検索結果にWikipediaのキーワードを表示する話があった。どうなった?
      • 日本のYahoo!NewsでWikipediaが関連情報として貼り付けられてたことがあった→あれって手動でやってんじゃないの?
    • GoogleとWikipedia
      • えーと、破談したという話だっけ?
  • レンタルWiki
    • http://mywiki.jp/の中の人が来るはずだったからユーザ登録して使ってみたのに!→いつか話を聞きたいね
    • 海外
      • jetpacks(Wikiっぽく編集するもの、という感じ)
      • もうひとつ……何だっけ?
  • こくばん
    • Flashの方が速いんじゃね?(mala語録)
    • AsOさんによる紹介
  • Web学会発足の話?
今後
  • Wikiの、どんな話を聴きたい?
    • こどもてれび→いや、コンテンツじゃなくてシステムの方で!とか
    • TiddyWikiのGTD版
    • 紙Wiki
    • RESTWiki

エピローグ

 という訳でダメージ受けたので本題は割愛(いや、後で書きます)して、撤収後のご飯食べ会。

 我々のテーブルがお腹空きさんが集まっていたので、頑張って頼んで頑張って食う。大衆的な居酒屋で、大人数で入った割にはすんなり応対してくれて助かった。怒濤のごとく一時間ほど飲み食いして喋りに喋って撤収という、ある意味とても健全的な集いでございました。途中、どこかでお会いした事はある筈だけれどお名前は知らない人に「皆さん、結構お知り合いなんですか?」と聞かれて「そういう人もいるけど相でない人もいる」みたいな話をしたのだけれど、その人の名前をまず聞くべきだった! 失敗した。みんな、一度会うとお互いのプロフィールは元からウェブ上で知っているから、オンライン上で付き合いが深まって余計に親しく見えるのかも。多分、mixiはその一役をかってるよねえ。それと、livedoor Wikiはコギャル社長などよりもotsuneさんを招待すべきだということで全会一致(いや、その場で話していた人だけだけれど)。まあ、期待していない人たちが寄りつきそうではあるが。

 Wiki小話1回目という事でこれからどういう風に進んでいくかのいわば試金石でもあったのでしょうが、うまく運んで下さったたつをさん塚本さん、立派な場所を提供して下さったシマントドットコムさん、入り口係で頑張ってくださったおかざわさん、ありがとうございました。そして、積極的に突っ込んでくれた参加者の皆さんたちにも感謝を。AsOさん(リンクはここでいいのだろうか?)、絵がうまいなあ(見てるところが違います)。

 次回は、11月になる予定です。自分で小ネタ持っている人も大募集。積極的にご参加を。そして、本日参加された方の中で、もうちょっとWikiの話をざっくばらんにしてみたいと思われた方は、WikiばなVol.5へ是非ご参加を。

*1 後でこの話になったのだけれど、WikiっていってもWiki記法というか、構造的な記述とか(そこからリッチテキストにもプレーンテキストにもアウトプットできる)の話じゃないかなあ、ということに


2005年09月22日 (木) [長年日記]

_ [読書][読了]岡嶋裕史『 暗証番号はなぜ4桁なのか? セキュリティを本質から理解する (光文社新書)(岡嶋 裕史)

 うーん、まあ、悪くは無いと思う。ただ、セキュリティや銀行のシステムの概要に関して私程度の知識でもある人間は別に読まなくて構わないだろう。そうでない人でも第7章の「3つだけ記憶に留めておこう(p.205〜)」の3つだけ心に留めておけばいいような気がする。つまり、目の前にあるものを全面的に信用せず、自らも疑い、リスクは分散すること。多分、普通に生活していてもある程度はみんな意識していることだろう。それ以外の部分は、銀行のシステムが何故今のような4桁の暗号で支えられているかの経緯と、理想と現実の狭間でもがく現状を示しているだけではないかな、と。

 内容が冗長に思えるのは、ですます調を使った文体であるのは大きいが、それ以上に脱線や説明する際の喩えが多すぎるからだと思う。議論では喩えを使うなとよく言われるのだが(論点そのものが曖昧になりがちだし、本筋ではない比喩のおかげで枝葉末節に注意が行ってしまい議論が脱線したりするから)、それと似たような状況になっているように思う。論旨が散漫になりがちだし、第一つまらない。下手な洒落を考えるくらいならば分かりやすく簡潔な文章を生み出す努力をして欲しい。まあ、そうするとこの本は今の半分くらいのページ数になり、本としては成立しにくくなるかも知れないのだが。

 この手の本は、基本的に読者は理解力に欠けることが前提にあるから比喩に走るのだと思うのだけれど、果たして本当にそこまで馬鹿なのかな? いや、そういう人もいるかもしれないけれど、この本を読もうとする殆どの人は、それなりの理解力・読解力はあるように思えるのだが。大学でセキュリティ関連の講座を開いても学生の集まりが悪いと嘆くのだが、もしかしたら大学生くらいだと特に金銭面で自分で自分の身を守る意識がまだ希薄だからある意味当然ではないかとも思えるのだが。

_ [読書][読み始め]樋口陽一『 個人と国家 ―今なぜ立憲主義か (集英社新書)(樋口 陽一)

 という訳で、本来読むはずだったこちらを読み始めた。まだ「はじめに」のところなのでまだまだ先は長いのだが、冒頭の「いま、まさに過ぎ去ろうとしている世紀を……」と書いているので不思議に思い刊行年を見てみたら、2000年だった。しかも、私が買ったのが2003年で4刷目。ってことは、丸2年以上寝かせてきたわけか。多分、当時も国の行く末に不安に思うことがあり買ったのだが(確か、平積みしていたので目だっていたのだと思う)、その後もその思いは続きながらも低空飛行してきていたということだろう。なんて分かり易い。

_ [tDiary]spamフィルタを入れようよ

 tDiary作者のたださんが「この期に及んでspamフィルタを導入していない人は」というタイトルで日記を書かれている。

 昨日のWiki小話後の雑談でもそういう話になったのだけれど、tDiaryはツッコミも単独でRSS配信しているため、特にツッコミSPAMが来襲すると、Bloglinesとかがすごい未読数になってしまうのでとても目立つ。最近はtDiaryを使っているところで2桁の未読があるときは「ああ、SPAMだな」と思うようになってしまった。偶にその間に有用なツッコミがあったとしてもスルーしてしまうだろう。

 折角簡単にできる対策も示されているのだから、早めに手を打つに限る。そうでないと「tDiaryを使うとツッコミSPAMが大量に来る」とか「tDiaryはツッコミSPAMの対策も施していないツールだ」という誤ったイメージを周囲に植えつけることになり、tDiaryにとってはいい迷惑とも言えるからだ。

 ちなみに、今まで有用ではないかと一部で導入されていた「ツッコミの際にチェックボックスをクリックしてから投稿する」は、yucoさんの日記によると破られた模様。機能の話だと、人間かどうか確認するのに最近よく使われる歪んだパスワード画像も自動的に判定できる仕組みができてたりするから、SPAM業界も侮れない。というか、そのたゆまざる努力を少しでも生産的な方向に向けてくれるのならば、世の中はどんなに住みよくなるだろうかと思わずにはいられない。


2005年09月23日 (金) [長年日記]

_ [映画][レンタルDVD]「 オッパイ星人 [DVD]

 DVDを借りに行ったらこんなのがあって、夫と「SFだよ」「これは見るべきだよね!」と言い合いながら借りてきたら、案の定おそろしく脱力系のシチュエーションコメディだった。3人(?)の宇宙人は地球を征服に来たわけなのだが、古びたアパートでぐだぐだやってるのみ。っていうか宇宙人、何でそんな地球的(というか日本的)な発想しますか! まあ、そういう部分も含めて笑いどころとしてるのだろうけれど。紅一点である森下千里が、妙にぬめっとした顔なのがCGに合っていたり。

 微妙に私のツボは外してるけど、まあ、損したとは思ってないし、見なければずっと気になってただろうから。

 ただ、オーディオコメンタリーにスイッチして何作か見直したけど、監督が妙に有頂天で、それは気分を殺いだ。こういうのは、気だるく語って欲しい。


2005年09月24日 (土) [長年日記]

_ [映画]「サマータイムマシンブルース

サマータイムマシン・ブルース (竹書房文庫)(上田 誠/進藤 良彦)  アミューズCQNにて。新しい映画館だけあって、設備が新しくて椅子のすわり心地が良かった。ロビーはちょっと落ち着かないかな。あ、本家(?)は飲み物も禁止だけれどこちらはOKのようだ。本家が禁止なのには何か理由があるのだろうか? いや、変なにおいがしなくて私としては嬉しいのだけれど。

 タイトルが長くていつも覚えきれない。ぬるくて面白かったよ! それにしても地方の大学とはいえ、部室が広すぎないか? うちはあの3分の1くらいだった気がするよ。それにしても、上がりがまち(と言っていいのだろうか?)はやっぱりビールケースで土台を作るんだね! こういうところは全国共通だ(笑)。

 もうちょっとちゃんとした感想は後で書きますよ。ぬるい学生サークルを体験してきた人には懐かしさいっぱいだと思います。


2005年09月25日 (日) [長年日記]

_ [読書][読了]ジム・ドワイヤー / ケヴィン・フリン『 9・11生死を分けた102分 崩壊する超高層ビル内部からの驚くべき証言(ジム・ドワイヤー/ケヴィン・フリン/三川 基好)

 最後の、崩落する瞬間の描写に戦慄。これは、読むべき本だと思います。

 感想は、後日。


2005年09月26日 (月) [長年日記]

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。ああー、国書刊行会&白水社*1フェアは終わってしまいましたよ! 超残念。今は、ハヤカワ文庫フェア。

 私は喫煙はしないし積極的な嫌煙家ではあるが、どちらも共存できる社会を望んでいる。相でないと双方にフラストレーションが溜まるからだ。健康増進法が施行されて以来、いつも喫煙者の夫が喫煙の場所が激減して困っているのも見ているので、一緒に歩いている私としては他人事ではない。しかし、電車と違ってそのときだけ別々の車両(私が女性専用車両とか)という訳にもいかず、唯一喫煙できるタリーズなどのカフェで喫煙ブースに入るのだが、これがとてつもなく苦痛だ。周囲は皆「喫煙しているのが当たり前」の状況だから。そういう訳で、この本は、少し過激ではあるだろうけれど「言い分」を聞いてみたくて、といったところ。

 最後の文庫2冊は買う気がなかったものだが、ちょっと変な変さが引っ掛かって購入。いや、すごく面白そうですよ。私の好みっぽい。

*1 場所を変えて続行してましたよ、白水社フェアは


2005年09月27日 (火) [長年日記]

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。そうそう、白水社フェアの方は、場所を変えて続行中でした。エスカレーターを降りた柱のところですよ。


2005年09月28日 (水) [長年日記]

_ [映画話]映画をできるだけ安く観る

 私は数年前まで映画館に足を運ぶのはせいぜい年に一度という程度だったのであまり気にしてなかったけれど、さすがに年に二桁観るようになった今はそのコストが気になってくる。大体はTSUTAYAやチケットショップで前売り券を買ってるが、その他に方法は無いかなー、とぼんやりと思っていた。

 それとは別に、去年の夏に初めてヴァージンシネマ六本木で映画を観たら、前売り券は使えないが当日料金で事前に席を予約できるシステムがあるのを知って、これはとてもいい、と思ったのだった。映画でチケット買うのと何が面倒かって、並ばなければいけないこと。渋谷近辺のミニシアターならば大抵入れ替え制をとっているため当日カウンターに出向き整理券を貰えばそれほど並ばなくても済むシステムはあるが、それだって開館20分くらい前には来ているように、と言われるので時間的な余裕が必要になる。この、余分に見積もらなければならないことが億劫だった。この座席予約であれば当日料金は必要になるものの、ぎりぎりに(もしくは多少遅れても)席は確保されているわけで、しかも座席ブロックを(大まかにではあるが)指定でき座席ナンバーまで事前に分かるので、あんまりひどい席にアサインされれば取り直すチャンスもある(予約のときに「この席でいいですか?」と確認される)。

 ただ、1,800円はちょっと痛いなあ、と思っていたら、レディスデイが毎週水曜日だと言うことを知った。毎月1日は映画の日で1,000円で観られるがこの日はさすがに混雑しそうで行ったことは無い。でも、これなら会社帰りに気軽に寄れそうなので私にはぴったりだ! レイトショーは、一人暮らしじゃないのでちょっと申し訳ないけど、まあ、月にせいぜい1,2度だろうから構わないことにしよう、と。

 おまけに、ここで使える「シネマイレージカード」だが、今まではクレジットカードについているもののみかと思っていたら、マイレージ機能のみのものもあったのね。余分にクレジットカードは持ちたくないと思っていたので、これは朗報だ。これを使えば、6回につき1回、ただになるのですよ。これは嬉しい。早速申し込んで今日引き取りに行くので、チェックインの際利用してみたい。

 そのほか、調べてみたらいつの間にか渋谷シネアミューズでは、水曜日に「映画ファン感謝デー」として、男女問わず1,000円で鑑賞できるシステムを作っていた。先日はアミューズCQNでエアコンのリモコン出して1,000円で映画観たけど(「サマータイムマシンブルース」ね)、これは嬉しい企画だ。今までは金曜日に午後半休を取って映画を観に行ったりしてたけど、これを水曜日にしてみるのもいいかもね。

 色々、調べてみるとお得な情報はあるのだろうなあ、とは思うんだけど、やっぱずぼらは損だね。

 あ、渋谷シネマライズは、日曜日の最終回は1,000円均一なんだよね。これは、翌日会社だというのが気力を減退させてるんだけど、やってみたいなー。ここは、事前(3日前の初回上映開始1時間前(これは、通常開館するタイミングかな?)からだそうな)座席予約になる*1のだそうな。前売り券をもっている人も事前予約。これは、渋谷が近い人じゃないと、ちょっと面倒なシステムになりそうだね。まあ、よほどの人気じゃなければ当日も予約できるのだろうけれど。

*1 ライズXは別システム

_ [映画]「チャーリーとチョコレート工場

 「 チョコレート工場の秘密 (ロアルド・ダールコレクション 2)(ロアルド・ダール/クェンティン・ブレイク/Roald Dahl/Quentin Blake/柳瀬 尚紀)」は未読の状態。多分、子どもの頃にも読んでなかったと思う。

 ヴァージンシネマ六本木にて。勿論、レディスデイ料金。いや、期待しないで行ったのだけれど、すごーく面白かった! 明るいけど意地悪かったり、後味悪いけど素敵だったり。で、ティム・バートンらしいなあ、と思ったのだけれど、主人公がジョニー・デップということもあり、かなり「シザー・ハンズ」に近い! お父さんの存在や、ひとり孤独に暮らしていて家族というものを知らないことや、奇妙な工場の機械などなど。ウォンカは、大人になれないでいる大人。ピーターパンと重なるところが沢山あった。

 お父さんとの和解や最後の話の持っていき方はかなり強引で賞過不足だけれど、かえって子供にも見せるのならばあのくらいで止めておいた方がいいのかな。

 こういった、動きがきれいで速い作品は、大きいスクリーンで見るに限るね。普段はミニシアター系が多く、そうでなくても小箱で観てるので、とても新鮮だった。「KILLBILL2」以来かな? ハリポタの予告編も、とっても迫力があったよ。例の違法コピーキャンペーンの黒い涙もだけど(げー)。

_ [買った本]買った本

 青山ブックセンター六本木店にて。いやー、こんな時間(23時過ぎ)まで書店が営業している嬉しさよ。

 ムックは、オマージュ小説を起稿している古川日出男と、エッセイの松浦理英子目当て。

 そして、漫画を探し求めてあおい書店六本木店。こちらも遅くまでご苦労様っす!

 『暴れん坊本屋さん』は、本屋ネタが盛りだくさん。門外漢の私にも大いに楽しめました。これは、普通に書店に通ってる人にはお勧め。勿論(ご存知でしょうが)書店人さんにも。

_ [読書][漫画][読了]久世番子『 暴れん坊本屋さん (1) (Un poco essay comics)(久世 番子)

 bk1スタッフブックレビューで紹介されていた漫画。速攻で買ってみましたよ。で、結果は成功。

 マンガ家(BL系?)の仕事だけでは食べていけない番子さんが、書店員のバイトに入り、その人間模様や書店で起きるあれこれをおもしろおかしく描いた本。何せ主人公が卵みたいな河童みたいな……何のイキモノですか?の状態の上に、単行本もまだ出てなかったりやっと出ても9面平積みや30冊追加発注などのお茶目(?)な行動を取ってくれることで巻き起こるプチ騒動というところで笑わせながら、書店員としての仕事に関してもあますことなく描いていくという、ありそうなのだけれど意外と見つからないタイプの、なかなか面白い作品でした。

 わたし自身はただの客だけれど、そういう立場から見た書店員の裏の顔的な部分も楽しめるし、聞きかじった書籍流通や書店員さんたちの話などなどが予備知識としてあるので、本屋さん的な立場でも「あるある」ネタで楽しめる、とってもお得な一冊でございました。

 POPに関するエピソードは、あー、分かる、という部分が「最近POPが乱立していて、欲しい本が見つからないことも」なんて話。去年、舞城王太郎の絵を訪ねて山手線各駅停車の旅(山手線各駅付近にある書店に、彼の直筆絵が飾ってあったのですよ。私も物好きだなー)に行ったときに何が邪魔だったって、他のPOP! いや、この絵がPOPの形で飾ってあるところがほとんどだったこともあるけれど、お店入ってまずはPOPをざくざく探すじゃないですか。これがまあ、見つからないのですよ。それほど広くないお店の中をぐるぐる三周くらい回ってへとへとになったそのときに、天井近くに飾られているのを発見したり(盗難防止だったらしい)。で、とにかくPOPが多すぎる! POPには小品を目立たせる役割があるのだろうけれど、こんなに乱立してたら正直言って背景とおんなじですよ! ってな感じ。それでも技ありやお役立ちのPOPにはいつも助けられてますが。一番控え目で効果的にPOPを使っていて落ち着いたお店で印象深かったのは、あの往来堂書店でした。なんつーか、緩急ってやっぱり大事だと思うのですよ。

 反面、思い入れいっぱいになってちょっと誇大広告気味になってしまうとか、自分の本のPOPを書くのは緊張して疲れる、とか(まあそんな機会は無いだろうけれど(笑))、随所に本に対する愛が感じられて、読んでいてとても楽しかったです。この書店の面々が実在するのかどうかは知らないけれど(多分、あるんだろうねえ)、是非訪ねてみたい気がしたよ。

 ほのぼのとした回あり、ひやりとさせる(誰を?)回あり、なかなかバリエーションに富んでいて楽しいので、いかがっすか、そこの本好きのあなた、一冊購入してみては。

 あ、くれぐれも万引きはなさらないように! そういうエピソードもありますよ。


2005年09月29日 (木) [長年日記]

_ [季節]すっかり秋

横たわる雲  日差しだけを見ると夏のようだが、空気はかなり冷たくなってきている。しかし、じりじりと照らされるのは辛い。それにしても、今日の空はあっけらかんとしていて、なんだか面白かった。積乱雲っぽいふかふかの雲があちこちにあるけれど、こういうのは何という名前なのだろう?

枯葉色が混じる木の葉  2枚目は、昨日の東京国際フォーラム前の広場の樹。若葉が出るのを心待ちにしていたのがついこの間のようなのに、もうすっかり、まだらに枯葉色。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。

 なぜミミッチだけ無い! 『大奥』は、連載読んでいる人たちが連載スタート当時に話題に出してたのを聞いていたので、これを機会に読んでみよう。


2005年09月30日 (金) [長年日記]

_ [読書][読み中]樋口陽一『 個人と国家 ―今なぜ立憲主義か (集英社新書)(樋口 陽一)

 多分、今日には読み終わると思う。

 これだけ時間がかかったのは、お昼休みに作業してて本を読む暇が無かったりしたせいもあるのだけれど、ですます調であるからという理由が大きそうだな。ですます調というよりは、リズムからいくと聞き書き調? 他の人は知らないけれど、私は本の形でこの手の文章を読まされるのがとても苦手みたいだ。文章がすんなり頭に入ってこないので、理解しづらくて困っている。

 この方は法学者だが、おそらく憲法を中心にやられている方なのだろう。国と憲法、国民(人民)と憲法ということについてのレクチャーという印象で、当初私が求めていたものとは違っていたけれど、それなりに身になることがあるので、これはこれでよかったのではないかと思う。

 民主主義というのは得てして暴走しやすく、立憲主義というものを提唱している。確かに、何か考えたり行動したりする場合には、それぞれ多数決で結論や態度にぶれを起こすよりも、憲法という軸を尊重した上で物事を決定していく方がいいのではないか、ということだろう。民主主義が悪い方に作用した例として、第一次大戦後のナチス台頭が挙げられている。

 また、国家と宗教の関係などいろいろな面からその中で国家や憲法、そして国民が扱われているかに言及している。そして、国家という単位にとらわれない現実も。元来、国というのは市民がいるから成立するわけで、ここで国家契約説に基づいた話を冒頭で繰り広げている。確かに、考えてみれば社会の授業ではこういうことって教わったような。そういう意味では、今の無理矢理な愛国思想強要に抵抗があるのは当たり前なわけで、その国家に信頼を置いているからこそ、愛国(いや、こういうレベルにはいかないような気がするけど)の念も沸くのではなかろうか。少なくとも、今の信用できない政府の姿を見ていると、双方の取引(契約なんだからそういうことになるよね)がうまくいっているとは思えない。片側ばかりに強要されてもね。

 そういう意味では、国家や憲法、そしてそんな中でこの国で、国境を越え世界でどのようにあればいいのか、を考えるきっかけにはなった気がする。

 しかしあれだね、こういうことよりも、もっと哲学的なアプローチ(『靖国問題』)や歴史的経緯などの社会学的考察などが、自分が求めているものなのだなあ、ということがよく分かった。香山リカはずっと避けてきていたのだけれど、最近のスタンスは嫌いではない(というか、今まで私がそれを見て無かっただけ?)。昨日買った『いまどきの「常識」』もそういう意味で興味があるので、引き続き読んでみようかと思う。

_ [web]元素周期表 L!VES

 はてなグループの機能を使って、こんな企画が行われつつあるようです。最初情報を知ったときには「げー、私の大の苦手な元素記号かー」とげんなりしたのだですが、実際に見てみると、面白いなー。

 その、元素から発せられるイメージを、hirax.netの平林純さんと カソウケンの内田麻理香さんとでそれぞれ短く個性的な文章で世界を膨らませる。ある意味カルヴィーノの『見えない都市』にも通じるいい企画ですね。システムをうまく使ったスマッシュヒット級のコンテンツだと感じました。あとがきの対決も楽しい(笑)。

 これからも応援してます。さあ皆様、まずは炭素からどうぞ。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。ぎりぎりにリブロに行ったら、並んでなかったですよ……。

 みみっちく節約し、魔法も生活のために使う魔法使いミミッチ。いたいけない瞳をしても、どこか邪悪な香りが漂います(笑)。