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Mint Julep

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2005年09月30日 (金) [長年日記]

_ [読書][読み中]樋口陽一『 個人と国家 ―今なぜ立憲主義か (集英社新書)(樋口 陽一)

 多分、今日には読み終わると思う。

 これだけ時間がかかったのは、お昼休みに作業してて本を読む暇が無かったりしたせいもあるのだけれど、ですます調であるからという理由が大きそうだな。ですます調というよりは、リズムからいくと聞き書き調? 他の人は知らないけれど、私は本の形でこの手の文章を読まされるのがとても苦手みたいだ。文章がすんなり頭に入ってこないので、理解しづらくて困っている。

 この方は法学者だが、おそらく憲法を中心にやられている方なのだろう。国と憲法、国民(人民)と憲法ということについてのレクチャーという印象で、当初私が求めていたものとは違っていたけれど、それなりに身になることがあるので、これはこれでよかったのではないかと思う。

 民主主義というのは得てして暴走しやすく、立憲主義というものを提唱している。確かに、何か考えたり行動したりする場合には、それぞれ多数決で結論や態度にぶれを起こすよりも、憲法という軸を尊重した上で物事を決定していく方がいいのではないか、ということだろう。民主主義が悪い方に作用した例として、第一次大戦後のナチス台頭が挙げられている。

 また、国家と宗教の関係などいろいろな面からその中で国家や憲法、そして国民が扱われているかに言及している。そして、国家という単位にとらわれない現実も。元来、国というのは市民がいるから成立するわけで、ここで国家契約説に基づいた話を冒頭で繰り広げている。確かに、考えてみれば社会の授業ではこういうことって教わったような。そういう意味では、今の無理矢理な愛国思想強要に抵抗があるのは当たり前なわけで、その国家に信頼を置いているからこそ、愛国(いや、こういうレベルにはいかないような気がするけど)の念も沸くのではなかろうか。少なくとも、今の信用できない政府の姿を見ていると、双方の取引(契約なんだからそういうことになるよね)がうまくいっているとは思えない。片側ばかりに強要されてもね。

 そういう意味では、国家や憲法、そしてそんな中でこの国で、国境を越え世界でどのようにあればいいのか、を考えるきっかけにはなった気がする。

 しかしあれだね、こういうことよりも、もっと哲学的なアプローチ(『靖国問題』)や歴史的経緯などの社会学的考察などが、自分が求めているものなのだなあ、ということがよく分かった。香山リカはずっと避けてきていたのだけれど、最近のスタンスは嫌いではない(というか、今まで私がそれを見て無かっただけ?)。昨日買った『いまどきの「常識」』もそういう意味で興味があるので、引き続き読んでみようかと思う。

_ [web]元素周期表 L!VES

 はてなグループの機能を使って、こんな企画が行われつつあるようです。最初情報を知ったときには「げー、私の大の苦手な元素記号かー」とげんなりしたのだですが、実際に見てみると、面白いなー。

 その、元素から発せられるイメージを、hirax.netの平林純さんと カソウケンの内田麻理香さんとでそれぞれ短く個性的な文章で世界を膨らませる。ある意味カルヴィーノの『見えない都市』にも通じるいい企画ですね。システムをうまく使ったスマッシュヒット級のコンテンツだと感じました。あとがきの対決も楽しい(笑)。

 これからも応援してます。さあ皆様、まずは炭素からどうぞ。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷店にて。ぎりぎりにリブロに行ったら、並んでなかったですよ……。

 みみっちく節約し、魔法も生活のために使う魔法使いミミッチ。いたいけない瞳をしても、どこか邪悪な香りが漂います(笑)。