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Mint Julep

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2007年11月13日 (火) [長年日記]

_ [MySite][本の話]検索キーワードの謎

 読書感想などを続けているとあまりにも大量の言葉(しかもそれは日常使わないものだったりすることも)を使うため、変なキーワードで引っかかってくるケースはしょっちゅう。でも、昨日のこれには驚いた。

何だこの長いキーワード

 読書が趣味の人ならピンと来ると思うけど、これはトマス・ピンチョンの『競売ナンバー49の叫び』についての感想。もしかしてあらすじ説明から引用したんだっけ、と見てみたけど、正真正銘の自分の言葉遣いだな、これは。じゃあ何でこんなキーワードで検索が来る羽目になるのだろう? これが昨晩からずっと疑問だった。

 今この検索リンクを辿ってみると、わたしの読書感想Wikiに行き着く。何だろう? 何が問題なんだろう。多分、この人は何かが問題だと思ったからこのキーワードで検索してるんだよね? しかもわざわざわたしの文章でって、どういうことなんだろう。

 最初は、誰かがそのままコピペして自分の文章として使ったのかな、なんて考えた。まあ、わたしの感想を写すよりは自分で書いた方がよっぽどいいものになる気がするけど。で、ここまできてはたと気が付いた。もしかしてこの人、この文章をどこかで見たはずと検索してみたら別サイトではなくて同じドメイン上で運営している、日記とWikiの別コンテンツだったと気づいてそのまま去っていった、ということではないだろうか。わたしは通常、現在進行形の形で日記(ここ)に感想を書きつつ読了した時点で書いたものをWikiに移すという流れでやってるんだけど、そのときの文章は、まるきり同じになることもあるし、かなり変えることもある。けど、まあ大体面倒くさがりなので、そのままコピペしてその後放置ということも多い。一応見た目も違うので別サイトだと思われても不思議じゃないし、実際、Wikiからはわざとリンクしないで孤立させているのは事実。そしたらそういうことも起こりうるかなー、と思ったんだけど、実際どうなんだろ。検索したご本人に聞いてみたいところだけれど、この文章を読んでくれる可能性は低い気がするなあ。

 しかし、そんなに長い言葉で検索させるなよ、Google、と思ったら、32語(「語」とは、形態素解析した結果?)以上は無視されるみたいね。

 ……あれ、でも検索結果にわたしのWikiしか出てこなかったのにそのリンク踏んだ跡がこちらに残っていたのはどういうことなんだろう? 余計に分からなくなってきたぞ。

_ [雑誌]ブルボン小林個人誌「スポンジスター」が素晴らしい件

 いや、なんというのかな。「この中にブルボン小林が詰まっております!」って感じの、バラエティ豊かなコンテンツが素晴らしいという話。今、彼自身の論考「現金漫画としての藤子不二雄A論」を読んでるのだけれど、こういったオーソドックスなものを別の見方で見ていくってのがやっぱり面白いんだよなあ。自分も体験してきたことを、別の形で追体験できる。藤子不二雄Aの『まんが道』はわたしも雑誌でところどころ読んだりはしているけど、あの漫画漫画したキャラクタと紙幣や書類やらの「本物っぽさ」はまるで無視していた。いや、気づいてはいたんだと思う。文章を読み始めてすぐピンと来たから。でも、それの意味を突き詰めて考えたりしたことがなかったんだよなあ。そんな訳で、貪るように読んでます。

 そのほかにも、先日紹介したゲストの手による小説とか、対談やインタビュー、漫画、コラムなどなど、これまた結構身近にあるっぽいんだけど、ブルボン小林という切り口で見せてみました、といったこの形がとてもいい。ごった煮ではあるんだけど、その味がちゃんと調和してて、単品でいただくよりおいしく感じる、というか。個人誌ってその人に興味がないとあんまり面白く無いんだろうけど、その人へ興味があるということは、多分その人と興味の向きとか面白がり方とかが似通っている部分がある(しかしあくまでも他人だから全く同じというのはあり得ない)からじゃないかなあ、と思った。

 思っていたよりもずっとわたしはブルボン小林=長嶋有の世界が、好きなのかも知れない。あのね、作りとしては緩いの。でもその緩さって決してヌルさではなくて、読んでいる方にはそのくらいがちょうどいい、という加減のものなの。

 このごった煮感は、もっと違う感じ、「個」の部分を薄めた形にすると、「Kiss」からスピンアウトした「Beth」の感触に似ている気がする。思いっきり飛躍しちゃうし暴論だけれど、ブルボン小林はあの雑誌にインスパイアされたところがあったんじゃないかなー*1。うわっ、言ってみたらすごい暴論な気がしてきた。でも引っ込めないぞ。

*1 彼はあの雑誌の創刊当時からの執筆陣のひとりでもある

_ [社会][web]文化庁へのパブリックコメント、まだ書いてない人に朗報!

 まだ先だと思っていた〆切ももう明後日(11月15日)に迫ってしまった。本当は先週末にでもと思ったんだけどどちらも昼間から出掛けて酒飲んで帰ってくる状態だったので全然手を付けてない。本当はちゃんと読み込んでからコメントしようと思ってたんだけど、背に腹は替えられぬ。MIAUサンプルフォーマットコメント案を参考にして突貫工事しよう、なんて思っていたら、パブコメジェネレータなるものができていた。

 β版のようだが、Opera(Windows)で普通に使えたよ。質問に答えれば楽しく楽にパブコメができあがるという素晴らしい代物。ほんの数分あれば自分の意見の元ができあがる。携帯版もあるよ。これを自分の言葉に置き換えたりしてメイル送信すればいい訳だ。

 声に出さないと、その声は無かったことにされてしまう可能性がとても高い。ロビー活動が盛んな権利者団体と違って、我々一般ユーザはなかなか声を届ける機会も無い。このような機会を無駄にせず、是非国民の権利を行使するべきだとわたしは思う。だって、自由に創作物を楽しみたいよ。痛くない腹探られたくもないし。

_ [web感想][Art]多摩美の演習レポートが面白い

 マイミクの千原航さんが紹介していたページを見に行ってびっくりした。

ǯDCǥ齬II ۡ

 自分の妄想をリミッター外して爆走させていくような感じなのかな。それでできあがった成果物の一部が講評付きで紹介されてるんだけど、すごく面白い。自分だったらどんなの作るだろうなんてことまで考えてしまう。

 ところで、優秀作品を作った方の中に北村薫さんっていらっしゃるんだけど、これはさすがに同姓同名だよね(笑)。びっくりしちゃったよ、リカちゃんかよ! って。

_ [買った本]買った本

 ブックファースト渋谷文化村通り店にて。買いきれない……。

 bk1より。

 「すばる」はちょっと悩んだけど、とりあえず保留。『30女という病』は、MouRaの連載中、自虐的に楽しんだので本も買ってみた。石原さんには何度かお会いしたことがあるのだが、ホントに大人だなあ、と思う。あの、いわゆる大人じゃなくて、人を不快にさせない方の大人。なにか言われたら大げさなほど驚いて感謝を示し、妙齢の女性が来れば口を極めて誉めそやし、行事や出し物があれば、全力で楽しむ。そういう人なのだ。それでもって人にそれを強要するというわけではなく。そして、それにしてもシオドア・スタージョンはどうしてこんなに暗の部分を見つめ続けるのだろうか。帯を読んでるだけでも気が滅入ってくるよ。でも、滅入るというのとはちょっと違うんだよな。誰もが、自分の心の友を見つけたと思うに違いない。『BAROQUE』の2巻目が『キス&〜』と同じ日に発売というのは著者のblogで知った。すごく気の長い連載間隔なので、なかなか単行本にならないのですよ。『自殺総代理店』は、アンドレ・ブルトンが『黒いユーモア選集』に採り上げている人でもある。こんなものが面陳してあるって、どんだけわたしを釣ってるんだ(ちょっと嬉しい)。