わたしのScanSnap歴は、4年弱だったことを日記で思い出した次第。まあ、ずっと使い続けてきた訳ではなかったのだけれど、Windows7に入れ替えたら新しいのを買って利用を再開しよう、とは思っていたのですよ。で、1500が出てみたら、以前不満だった画像の処理が、だいぶ良くなっているような感じ。グレースケール時の写真の扱いがあまりにもひどく、雑誌で人の顔がスキャンされたときとか、いたたまれなかったのだ。まあ、文字が読めればいいやと納得してはいたはずなのに、やっぱりわがままになっていくんだわね。
昨日は仕事をお休みにしていて、でもあんまり睡眠時間が取れなかったので午後にお昼寝、と思ったら、起きて時計を見てびっくりするほど爆睡。さすがに日付が変わっても眠くならず、でも今日は月初でいろいろあるので1時間早く出社すると宣言していたので、寝坊だけは避けたかった。よって、そこからずっと起きていることに。
朝5時くらいになって、なんとなく眠さがやってきた気はしたので、ほんの少し仮眠しようかとも思ったのだけれど、いやいや、ここで自分を甘えさせたら大変なことになる、と、トイレに行ったついでに、納戸状態の書庫部屋に放ってあったScanSnap1500を、セッティングすることにした。以前から繋げたかったけど、WindowsVistaはあまりにも環境が悪かったので、Windows7にしたら、と思っていたのだ。OSをバージョンアップしたタイミングで外付けディスクも大きいのにしたことだし、ここらでやっておかないと、収拾が付かなくなる……とくに雑誌が。しかし、購入はてっきり新年明けてからだと思っていたのに、amazonの履歴を見たら、12/1発注だって……。S500を買ってScanSnap生活が始まったのが2006年12月半ばだから、ちょうど4年のサイクルだったのね。ホントは年末年始にWindows7にバージョンアップしようと思っていたからこのタイミングだったんだけど、結局夏になってからだったから、仕方ないとはいえ、宝の持ち腐れじゃった。
そんな訳で梱包を解いてPCの近くへ。とりあえずテンポラリで使っていたUSBポートを当て込んで、ソフトウェアのインストール。前回、マニュアルも読まずにいきなりPCと接続したら、マニュアルにはソフトウェアのインストールを先に、と書いてあったことに後から気付いて後悔したのを思い出したので(このときは大事には至らなかったけれど、順番間違えていろいろ不具合が、ってのは仕事でもプライベートでも幾度か経験してるので慌ててしまった)、まずは接続はしないままでAcrobat9までインストール。で、テストでなんか読み込んでみよう、と紙をセットしてみたけれど、Scanボタンを押しても何も動かない。あれれ、ソフトウェアの設定とかしないといけなかったっけ、とかいろいろ弄っていたら、単に、ソフトウェアのインストールの後に、USBポートに差し込むのを忘れただけだったよ。間抜けすぎる……。
まあ、こんなことを小一時間やって、最後に手持ちの名刺を読み取って名刺管理OCRに掛けてみた。うーん、精度はいまひとつだけれど、今までやってたPHSでの名刺OCRよりもいいのは、名刺自体も画像で残すので、いざというときはそちらを参照できるということかなあ。出勤の準備を始めるまでいくつか整えてみたけど、結構頑張ってる気はした。ただ、数字の読み取りはかなり弱いかな。あと、かなり特殊なフォントの名刺は、やはりというか何というか、ほとんど判読不能だったりした。
奥に引っ込めてた裁断機も引っ張り出したので、今日帰ったら早速文芸誌のスキャンを再開するつもり。どのくらい違ってくるのか、楽しみー。
あ、ScanSnapのデータ置き場を、今までとは違ってユーザのMy Documents以外に設定できるようにもなった模様。これ、意外に不便だったから(これ専用のボリュームとか、作れなかったもんね)、嬉しいかも。ていうか、もうひとつ外付けHDD欲しくなってきたよ(笑)。
暇がなくて書いてなかったんだけど、かれこれ2ヶ月近く前になるか、メインで使ってるPCをWindows7にバージョンアップしたのだった。よく見たら、パソコンを買ったタイミングの関係で、SONYのサプリメントディスクなどは付いていない状態だったが、まあ、駄目だったら戻せばいい、ということで敢行。が、もうあんまりこだわるのはよそうと思っていたはずが、WindowsVista Businessを使っていたみたいで、事前に買ってあったHomePremiumは新規インストールしかできないという。しかし、メーカー独自の環境などもあるし、この状態でクリーンインストールはしたくないなあ、と迷っていたところ、夫が「俺は別にクリーンインストールでも構わないよ」と言うので、結局ただで(泣!)譲ることになってProfessionalを買い直した。
バージョンアップ後には特に問題は起きなかったが、肝心要のテレビ周りがガタガタで、起動しようとするとアプリケーションがクラッシュする始末。途方に暮れてサポート情報を検索してみたら、アプリをメジャーバージョンアップすれば解決する、とあるので、一安心。しかも、バグフィックス版のようにオンラインでダウンロードできるし、無料だった。ありがたい!
結果。今まで録画しても、ソフトウェアかハードウェアかどこかで足を引っ張られて録画再生したときに結構頻繁に飛び飛びになっていたりしたのがきれいに消えた。これはかなりストレスだったので、とても嬉しい。OSバージョンアップ前に新しい外付けHDDに変えた後にも録画して確かめた筈なので、この件は直接は関係していないと思う。ちょっと不便になったのは、録画完了後の解析終了を待たないと、CMスキップの区切りがされなくなったこと。以前は、録画している最中から見始めても区切りがあったので、処理する順番が変わったのだと思う。1時間番組は解析にもほぼ1時間掛かるので、ここが結構ロスに思えるときはある。別に待たなくてもいいのでは、とも思うのだが、一度これに慣れてしまうと、無いのが不便なのだ。もちろん、区切りの位置が違ってることもあるけど、それはまあ、なんとなく分かるので、さほど支障はない。
何より、OS自体が軽くなって、常時青息吐息の稼働じゃなくなったのが良かった。まあ、いろいろ常駐させたりしてるのも悪いんだけど、これがないと普段不便、というものがほとんどだったりするので。
それにしても、WindowsVistaなんて、何で作っちゃったんだろうねえ。往年の、WindowsMeを思い出したですよ。
ここのところ、ウェブでの決済でSuicaを使えるところが出てきたので、Suicaにお金をチャージして電子マネーデバイスとして使ってみることにした。ここ数年はずっとSONYのパソコンを使っており、Felicaポートは既に持っているので、初期投資は特になし。定期券はPASMOの方でまとめてしまったので、これという使い道が無くて困って(?)いたので好都合だった。
電子マネーデバイスとして使うには、My JR-Eastにユーザ登録し、Suicaカードを登録しておかなければならないということで、早速チャレンジしてみたのだが、何度やっても登録過程の途中で失敗してしまう。おかしいなと思い「使えるカード」のページをよーく見てみたら、電子マネーに使えるカードというのが別途あるんですって。わたしが持っているのは、お買い物Suicaがリリースされて交換したものなので、それ以来。休日だったので、最寄りのJRの駅のみどりの窓口で無料で交換してもらい、早速登録させた。Suicaマークの右下に、小さく緑の丸がふたつ横に並んだものが印刷されている。これが、その証らしい。
とりあえず、{[a 'bk1'}}はこれで決済できることが分かっているので、あとで挑戦してみるつもり。日本では少額決済の手段ってまだスタンダードでは無いし、これといった決定打が無い状態だけれど、案外、これっていけるんじゃないかしらね。まあ、鉄道を利用しない人にとっては一生縁のないものだし、他地域がどうなっているかまでは分からないのだけれど、その辺は今後どうにでもやっていけるだろうしね。
大日本印刷グループ配下に入った丸善とジュンク堂書店のダブルネーム書店第一号がこのお店。場所は、東急百貨店本店7階。そう、あの「
太陽を盗んだ男 [DVD](長谷川和彦/レナード・シュレイダー)」で沢田研二扮する教師が、屋上からお金をばらまいた、あの建物である。渋谷の高級住宅街、松濤の入り口に当たり、以前は落ち着いたエリアだったがここ数年はドン.キホーテが斜め前に来たり、ブックファースト渋谷店だったビルが建て直しされH&Mが入ったりで、段々とディープ渋谷にもギラギラ明るい照明が当たってる感じがする。
しかし、この名前そのままというのはびっくりした。もうちょっと気の利いた名前にするのかと思っていたのに。中で働く書店員さんの服装も、エプロンは明るい紺色のオリジナルだったが、ポロシャツはジュンク堂の白地に緑の縁ラインが入ったもの、と、だいぶジュンク堂色が出ていた感じだ。商品を入れる袋も、濃いベージュ地に店名が白抜き、と、あまり芸の無いものであった。
さて、店舗だが、7階にあるため、文化村通り沿いのメインエントランスそばにあるエレベーターがひどい混雑。わたしが到着したのは19時半過ぎだったが、1回では乗り切れないくらいの客がいたので、早々に気持ちを切り替えて、別のところ(ディオールの角を曲がった先にある)の方に乗り込んだ。こちらはスカスカ。百貨店の中に入った書店は、このアクセスがネックだ。折角現地までたどり着いても、そこからエレベーターやエスカレーターを使って上に行かないとならず、それに時間が掛かることも多いんだよな。
こちらのエレベータは、出てすぐに文芸書エリアだったので、ざーっと見てみる。日本の作品、海外の作品とあるが、渋谷近辺で海外文学の棚がこんなにたくさんあるのを見たのは実に久しぶりで、感じ入ってしまった。棚は、見た目も中身もいかにもジュンク堂という感じ。つまりは、「ここならあるんじゃないか」と期待させるボリュームということだ。ブックファースト渋谷店が閉店してからは、ちょっと珍しい本を手に入れようとすると新宿か池袋に行くしか無かったけれど、これからは渋谷で済ますことができる、というのは、幸福なことだと思う。新潮クレスト・ブックスなどのシリーズも、今生きているものはほぼ手に入るだろうと見られる。棚の中身の揃えはまだまだなのだろうけれど、それは追々やっていけばいいこと。
文芸書が正面から見て右中央辺り、漫画が、右の一番奥、雑誌が左手前と、移動する距離が結構ありそうなのが日常使いにはToo Mutchな感じはする。この辺は、今まで使ってきたブックファースト渋谷文化村通り店やリブロ渋谷店と使い分けていけばなんとかなるだろう。閉店も、百貨店に入ってるから仕方ないけど21時なので、平日にじっくりと見て回ることは難しいかなー。何にせよ、あのごちゃごちゃした渋谷の通りを歩いてでも来たい書店ができたことは、良かったように思う。
Twitterでは「「行ってがっかり」でも気にしないよ」なんて書いたけど、ジュンク堂の棚に対してそれは失礼だったな。ジュンク堂という看板を背負っているだけのものはあります。ちょっと見かけたことのないシリーズが揃っていたりもするし。でも、店舗が広いからあんまりもったいない感は無いけど、宮沢賢治関連でひと棚使ってしまう、というのは、なんというか、アレだよなあ(苦笑)。
大体1時間弱いたことになるけど、もう足が棒のよう。ベンチはあるけど、一旦座ったら動けなさそうだからやめにしておいたよ。
レジのカウンターは、まるっきりジュンク堂。L字型一列に並ぶと手が空いたところが呼んでくれる。でも、カウンターに棚が無いので、リーフレットのようなものを置くスペースが無かった。出版社のPR誌がどこにあるかも結構探したんだけど、これもとうとう見つからなかったな。まあ、それだけ広いってことだけれど。
丸善のエリアである文房具売り場も見たんだけど、これといって興味をそそるものは無かった。桐の箱入りとか、なんかすごい万年筆は、結構揃ってる模様。それよりも、片隅にある鳩居堂の方がわたしには使いでのある感じ。ちょっとしたお使いものなどのときには何かとお役立ちなものがありそうです。
文房具のエリアと本のエリアは、大きくはエスカレーターが分けていて、手前には検索端末、その横には特集棚が。早速ふたつの特集が催されていました。ちょっと、じっくり見る余裕が無かったのだけれど、片方は津田淳子さんのお名前などがあって、ブックデザイン関連のようだ。
あと、こちら(webDICE - TOPICS - ƲŹ Źë絬ϤdzŹ)では「カフェもなく」とあるけど、奥の方にちゃんとあります。ただ、結構細長い作りだし周囲の仕切りも無いので、イベント開催などには少々支障がありそう。ジュンク堂の喫茶というと書店員さんと同じ緑のエプロンで接客だが、こちらは遠目に見ただけだが黒いロングカフェエプロンの男性だったのにびっくりした。壁カウンターとテーブル席がお選びいただけます。
そういえば、3000円以上購入するとチーズケーキをもれなくプレゼントとあったけど、特に何も言われなかったなあ。レジに行ったときはもう忘れていたので、わたしもそのまま帰ってきてしまったのだけれど。
書店の棚は、書店だけで作るものでは無く、街と、訪れる客も一緒になってできあがるのだと思うので、今後ともじっくり腰を据えて渋谷に馴染んでいただければと思います。まずは、開店を心よりお祝い申し上げます。
うつつ・うつら(赤染 晶子)』のカバーがちょっと違う件 今回の芥川賞を受賞した赤染晶子だが、それに合わせて著作集『
うつつ・うつら(赤染 晶子)』が版を重ねた模様。この本は、文藝春秋の「来るべき作家たち」というシリーズの一巻として刊行されたものであり、おそらくこのシリーズは、文學界新人賞を受賞したものの、知名度や著作の数・量・質的な問題でなかなか第一冊が出ない新人たちへの救済策として編み出されたものと思われる。というのも、内容は大抵、文學界新人賞を受賞した作品ともう一作、という形。装幀は皆一律で、この辺でコスト削減を狙ったものと思われ、一部の著者に聞いたところによれば、刊行時に希望する色を聞かれたりはするらしい(もちろん既刊と重なれば、別の色を選ぶことになるだろう)。ちなみに、今までこのシリーズで出た著者で文学界新人賞を受賞していないのは、太宰治賞でデビューした津村記久子(『
婚礼、葬礼、その他(津村 記久子)』)のみである。
と長々と書き連ねたが、本題。このシリーズは、存在に気がついたときに買い集めておいたので、赤染さんの本も手元にある。が、重版された本を見ると、なんか印象が安っぽいのだ。何がおかしいのだろう、と実際手に取ってみてみたところ、カバーに使っている紙が違うことに気がついた。初版のものはマットさがより高く、落ち着きがあるのだが、重版の方はなんだかペラペラなのよね。急いで刷ったからこうなったのかどうかは分からないのだが、わたしは初版で買っておいて良かった、と思った。
ちなみに、こうやって本にして出すことは、賛成である。世の中文芸誌を読むひとは思っているよりもずっと少なく、やはり書店で並んでいる書籍でないと、ひとは認知しにくい。作家としても、著書がひとつあるかどうかでだいぶ違ってくるだろうし、今後の活動を支えることにもなるのではないかと考えるからだ。
まあ、何を言いたいかといえば、文藝春秋さんには、できれば重版分も同じ紙で出して欲しいなあ、これからは、というのと、文芸ファンには、こういう本を買って読んで、応援しましょう、ということでした。
| Bunkamura ɥ ޥʸؾ | Bunkamura
Twitterでは、Bunkamuraからメールマガジンが来たのに気付いた時点で書き込んだのですが、週末はあれこれやっていてこちらには書かずじまいでした。
朝吹真理子さんは、今月(もう先月か)の「
新潮 2010年 09月号 [雑誌]」に掲載されている「きことわ」を読んだところであり、その新人離れした貫禄に驚いていたところでした。他に、同じく「新潮」(「
新潮 2009年 10月号 [雑誌]」)にも作品が掲載されていることを知り、週末にでも、と思っていたところへこの話、タイムリーでした。お顔も初めて拝見しましたが、整った目鼻立ちにキリッとしたいい表情が、作品から想像した作家像と近くてびっくりしました。
ところでこの朝吹さん、素敵なお名前だなあとは思っていたのだけれど、どうやら『
悲しみよこんにちは (新潮文庫)(フランソワーズ サガン/朝吹 登水子/Francoise Sagan)』などの翻訳であまりにも有名な朝吹登水子さんがおばさまに当たるとか。Wikipediaで情報を見てみたところ、あまりにも華麗なる一族ぶりに目眩がしてしまいました。文学研究者としての活動もされているようで、検索するとところどころでお名前が。
今回の選考委員は、堀江敏幸さん。選評は、冒頭のリンク先で読むことができるようです。受賞記念対談とパーティは、渋谷Bunkamuraにて11月1日。抽選ですが、対談には参加応募することができます。
ところで、「流跡」ですが、この週末に読もうと思っていたのに、寝惚けていたり、文学誌などをデジタルスキャンさせたりで、ちょっと落ち着かなくて読むことができませんでした。目の前にはずっと置いていたのだけれど。今日も鞄に入れてきたので、帰りにでも読もうと思っています(朝は雑誌を読んでいるので)。
ところで、これに合わせて書籍化されたりするんでしょうかね。雑誌ではなかなか手に取れないひとも多いでしょうから(しかも、今回は昨年のもの)、是非とも早めに出版して欲しいものです。
そんな訳で、週末はざくざくとScanSnapで雑誌をPDF化しておりました。首にスポーツタオルを掛けて、したたる汗をぬぐいながら、という状態で、どうしてさして動いているわけでも無いのに汗をかくのか本当に不思議でした。最初は一番簡単な各出版社のPR誌を。薄いので、ただ裁断機で綴じ部分を切断するだけでいいのです。その後、文芸誌に手をつけ始めたのですが、いやあ、かなりの分量があって、とてもじゃないけどこの週末だけでは無理。今朝も「SFマガジン」の1月号をやっつけて来ましたが(分厚い!)、仕上がりを確認しながら、読みたくてたまらなくなりました。
今は、圧縮度はちょっと下げて、レベル2にしてます。以前、S1500では写真の扱いがいまひとつで、特に人の顔が可哀想な状態になってしまっていたのだけれど、かなりちゃんと処理してくれます。ただ、そうするとグレースケールの扱いになってしまい、文字の方が薄くなってしまうのが困るところ。まあでも、商品じゃないし、自分で読めればいいと割り切ってしまうことにしました。こういうところをいちいち修正してると、いつまでも裁断済みScan済みの紙が捨てられないし、時間ばかり掛かって本末転倒。以前はグラビアなどがあるとスーパーファインの設定にしていましたが、今は特にそういう区別もしていません。なので、素敵な写真を撮ってくださった方たちには申し訳ないことをしているのかも知れない……。門外不出なものなので、わたし以外は見ないので、どうか許してください。
数年前の雑誌を、チェックついでに見ていると、なんだか不思議な気分。そういえばこんなこともあったねえ、と、遠い目になったり。今回、データ化した一番古い雑誌は、辻仁成の「刀」が載っていた「新潮」の2004年4月号かも知れない。以前、トヨザキさんに「ちょっとすごいから読んでみるといいよ」と言われ、そういえばその号は手元にあった、と寝室に持ってきておきながら、一度も手に取ってなかったんだった。なんと怠惰な!
読了した文庫や新書(こちらは、読み物と言うより資料的なものであれば未読でも)もスキャンしたいのだけれど、手順とか忘れちゃったよ(笑)。文芸誌と同じでやってるうちに思い出すとは思うのだけれど。漫画は、ちょっと思案中。巻数の多いものは、やってしまうかも。
ちなみに、文芸誌はページに沿ってふたつか三つにカッターで割って、その上で裁断機に掛けている。そうしないと分厚くていっぺんではできないから。でも、やり方がうろ覚えで、最初の方は閉じたまま刃を滑らすようなことをやってしまい、刃を入れたページを中心に蛇行して余計なところまで切ってしまったりしたのでした。いくつかやってから「雑誌をバッと開いて抵抗をできるだけなくして切る」ようにしていたのを思い出したのだけれど、丈夫な雑誌(「文藝」とか)で刃が大きく欠けてしまいました。
あと、相変わらずなのだけれど、一部細い線が入ってしまい、絵や写真のときにちょっと気になる感じ。まあ、気にしても仕方ないのでこのまま進めますが。
昨日、書店で久しぶりに「本とも」をもらって、帰りの電車でパラパラと読み始めた。近藤ようこさんの漫画「夕やけ公園」はもちろんじんわりといい作品だったのだが、その次のページに載ってた俳優池田鉄洋の連載掌編小説「恥も外聞もなく」が、面白かった。というか、数ヶ月前に読んで、やはり気に入ったのを思い出し、池田鉄洋恐るべし、と認識を新たにしたのだった。
最初は、エッセイかと思っていたのだけれど、中身を読むと小説らしい。前回読んだときは何も前知識が無かったので「どれどれ、お手並み拝見」という調子だったのだけれど、意想外に面白いのでびっくりしたことは覚えている(内容は忘れたけど、女の子が主人公だった気がする)。で、今回は予め期待はしていたのだけれど、期待を上回る内容で、嬉しくなってしまった。
帰ってからこのことを夫に話したのだが、どうもピンと来ない様子。というか、夫はこの人が出てくるドラマとか観ていないし、興味も無いようだ。前回もやはり夫に向かって主張したのを思い出して、まあ、何かの機会に教えればいいか、と諦めた。ドラマでは、気の抜けた三枚目を演じることが多いよね。わたしが初めて認識したのは、「ヒミツの花園」で結束が強い美形兄弟の中ひとり異彩を放っている半纏男、って役回りだった。ちょっととぼけた感じがいいんだよなー。
今回の小説の内容は……って、言いたいけど、たった3ページの短い作品だから、あらすじは書かない。現代社会ではどうしても脇にどかされてしまいがちな老人たちが中心となるお話で、つかみはばっちり(うまい!)、後半も次々とおもろい話をたたみかけるような怒濤の展開で、できれば未読のバックナンバーも読みたいものだなあ、と思ってしまった(現在連載8回目)。まあ、本になることを願って待つしか無いんだけどさ。頭でこねくり回してた妄想が止まらなくなっちゃった、みたいな感じですよ。
「本とも」は遭遇率が低いのだけれど、これからはできるだけ気に掛けておかないと、と心に誓ったのでした。
ちなみに、この作品で色んな長寿を表現する言葉があるんだなあ、とびっくりしたのでした。何歳か分からないのもあったのだけれど、検索して氷解。しかしなぜローカル向けのサイトがこんな情報を(笑)。お陰で助かりましたが。
先日から情報はあって、フェアが始まったらすぐに見に行こうと思っていたのでした。昨日(大抵の月刊文芸誌はこの日が発売日なので、それで決めたのかなあ)がその初日だったので、早速訪問。さて、どこでやってるんだろう、とうろちょろしたところ、レジのすぐ目の前の、平台での展開でした。ウラナツをやってたところかな、確か。
「群像」(講談社)「新潮」(新潮社)「すばる」(集英社)「文學界」(文藝春秋)「文藝」(河出書房新社)の五誌の編集部にて選んだ文芸作品を一挙に展示。各作品には選者による推薦コメントが付いており、これだけ並ぶとかなり壮観です。推薦する作品も、ほとんど(一部、自社商品のみのところもあったのですが、社内事情などがあるのでしょうね)は自社商品に限らず多岐にわたっており、さすが日本の文芸シーンを引っ張る裏方さんたち目利きの選ぶ作品だなあ、と感心しきり。国内、海外、小説、非小説にこだわらずに選ばれたようです。
フェアにはオリジナルのリーフレットも配布されてるのですが、この中身をみてびっくり。普通、このようなフェアがあると、選んだ本のリストはあっても、そのコメントは結局その場にいってひとつひとつ読まないと分からなかったりするのですが、リーフレットにもちゃんと含まれているのです。これは嬉しい。後になっても残るし、自分が読んだときに改めて振り返ることもできます。
是非、リブロ渋谷店まで行って、その目で見てくださいませ。なお、各誌直近のバックナンバーも4号くらい遡るくらいには揃っており、買い逃した方々におかれましても是非どうぞ。
桜新町でねぶた祭りが行われるというので、ちょっと行ってみた。18時過ぎに電車に乗ってると全然それっぽい盛り上がりがなくて果たして大丈夫かと心配になったけど、駅を出ればそれなりの人混み。情報源は、8月最終週に行われた「サザエさん」夏休みスペシャルだった。この週末といえば毎年「ちびまる子ちゃん」も「サザエさん」も今までサボっていた宿題に追われているはずなのに、今年はその風物詩もなく、青森に家族旅行したいい話で終わってしまったのだった。まあ、これはこれでおもしろかったけどね。
ねぶた祭りって、青森県のも行ったことがないけど、これは小さいよな、たぶん……。というか、大きさより何より、山車灯籠が全部そこにいるままで、動いていない。なので、交通規制していて車が入ってこない道路は歩行者天国状態だったのだが、山車のすぐ近くまで近付いて囲んでいる、という図がどの山車でも見られた。踊ってる人もその場でとどまって、なのでなんだかつらそう。歩道は最低限人が通れる程度にはなっているけど対流してる人がほとんどで、ござを敷いてる人もいた。これは、山車が練り歩くことを期待してだったのではないか。しばらくうろうろしていたけどまったく動く気配がなので、ぐるりと一回りして、ビールを飲みつつ紅蜥蜴に行って軽く夕飯にしたのだった。
山車は、見たところ全部で4つ。小さめの節が二人組んでいるのと、ちょっとアートっぽい、人が踊っている図をかたどったらしいもの、サザエさんオフィシャルの扇形のもの(表がサザエとカツオ、裏が波平とタマ)、刀をかざした武者姿のもの。最後のものがやはりいちばん勇壮で、ぐるりと見回して写真を撮ってしまった。後ろ側を撮っていたら、その場にいたおじさんから「前から撮った方がいいよ」とアドバイスをいただいた(笑)。まあ、あんまり後ろから好んで撮ろうという人はいないのかもしれない。
左右の歩道を歩きつつ、たまに車道に出て正面に入り、写真を撮る。小さな武者山車灯籠は自分の背丈では少ししか見えなかったので、手を伸ばして上からカメラで撮ってみた。
これ、毎年やってるのかしら? ある程度実績ができれば、それなりの催しにはなりそうだけれど。あと、やっぱり山車と踊り手は、練り歩いて欲しいです、ちょっとの距離であっても。
ちなみに山車の運行は20時45分とあったので、その前にとお店から出てきたつもりだけれど、山車が見えてきたと思ったら、近付くはずがどんどん遠ざかり、時間よりも前に撤収しているところを見てしまった……。
祭りの会場がらちがあかない状態のため、祭りの雰囲気を楽しんだ後は出店で買った生ビールを飲みつつ、中華料理店の紅蜥蜴へ。前に来たのは2年半前か。できれば担々麺を食べたかったが、お昼が遅かったのでおなかがそれほどは空いておらず、お酒を飲みながらの食事に。食べたのは、ピータン、空心菜の炒め物、水餃子、回鍋肉。これに生ビールが3杯と紹興酒1杯で、4,500円ほど。いや、つまみもおいしくて満足でしたよ。ピータンの中心に盛ってあるガリ(?)も、甘酢がいい案配でおいしかった。以前食べたときは気付かなかったけど、水餃子の餡にはフカヒレが入ってるね。なんで気付かなかったんだろう……。
また、機会があれば訪れたいものです。
駅から多少歩くので、わたしたちが入ったときはまだ普通に席に着けたけど、しばらくしたら1階も席が埋まり、お断りされている人も。祭りだったということもあるけど、普段からの繁盛店でございます。
自転車を買って以来、うちからどこかに出掛けるには坂道を避けて通れないということがよく分かって、何かある度に「こちら側に行ったらどんな感じだろう」と想像していたのだが、この手のルート検索がどうも今ひとつで、結局紙の地図帳片手に走っていた。地図サイトのALPSのラボサイト、ALPSLABのルート検索を使っていたのだが、地図の共有をしたいわけではないしなあ(個人情報バレバレだし)とかあれこれ考えて、そのままになっていた。今見ると、Yahoo!にルートラボというサービスができているのに気付いたけど、これってアルプスのが元になってるのかな……?
今朝、乗っていた電車でふと広告を見たら、NAVITIMEで自転車ルート検索ができるようになった、とあるではないか。PHSでも使っていて一応有料会員なので、使えるものなら是非使いたい、と早速チェック。少し前に行った鵠沼海岸をターゲットにしてみた。高低差が小さい(と言ってもかなりすごい)ルートを辿ってみたら片道3時間ほど。ルートもかなり簡単で地図をいちいちチェックしなくても近いところまで行けそうなので、まあ、元気ならばチャレンジできるかなー、などと思った。少し涼しくなってきたことだし、そろそろ乗り時かも。ルートを辿るときに、高低差のグラフも現在地点を示してくれると、もっと嬉しいのではないかと思った。
それにしても、こういうのを見るとGPS付きの携帯、とくにiPhoneとか欲しくなりますなー。でも、電話としての機能を考えると、なんか二の足を踏んでしまうんだよね……。
新潮 2009年 10月号 [雑誌]」所収)を再読初読時になんとなく読んでしまい、この物語に翻弄されて「なんかすごそうだけれど流されてしまった」と感じたのでちょっと置いて再読。そしたら、だいぶ分かりやすい小説だということがやっと分かった。イメージは鮮烈なのにそれを受ける主人公の感覚が曖昧なところが多くて、なんだか痺れているかのような印象がずっと続いていたのだ。今回読み直すと、いろいろと読み取れるような気がして(まあ、錯覚かも知れないけど)、やっぱり読み直しって大切だなあ、と思ったことであった。でも、最初のそのぼやけて滲んだ状態の読書体験も、もちろん貴重なのだ。こういうのはたぶん、最初じゃないとできないことだから。そして、この初読時に探りながら感じ取る感覚は、決して間違ってない、ことも多い。
電車に乗りながら読書をしている場面から始まるが、そこからくるくると、脈絡無く場面が変わっていく。その間はきっぱり分かれている感じではなく、ふいと一歩踏み出したら次の場面にいた、といった感じなのだが、それぞれの場面イメージは、既存の作品のイメージが色濃く感じられる。実際、これらをメタ的な目で見ているらしい主人公の言葉もあるから、意識してのものなのだろう。これは、冒頭の読書の場面からその本の中の世界に入ったと受け取ればいいのかなとも思う。色んな作品の色んな場面が断片的に入っているのも、電車という時間が限られた状態での読書を考えれば分かりやすい。
そして、まだその最中なので最初に読んだときの記憶を思い返しながら考えると、この本の中というレイヤから抜け出した主人公は、何か少し別なものに、変容している、ということではないかな、と思った。それこそ流されるかのように。だって、本を読む前と読んだ後って、同じ人間でも何かが変わってるよね。そんなことを、考えたのだが、果たしてどうだろうか。
まあ、当たり前のことなのだけれど。
わたしがScanSnapでしこしこ紙をデータ化をしているのは、情報やコンテンツにアクセスし易くするためなのだ。まあ、OCRの結果は芳しくないかも知れないけれど、他にインデックスの方法はいくらでもあるだろう。データ化作業をしている間に楽しめたのは、過去の、「これが読みたくてこの雑誌を買ったんだった!」というのを思い出せるからでもある。買ってすぐに読めばいいのだけれど、そのまま積んでしまってどこに行ったか分からなくなって……となると、折角読みたかったものが読めなくなってしまう。そのうちに忘れてしまう。また、少し経ってから話題になったことの情報元に当たるのが難しくなってしまう。買ってからある程度の期間は物理的に持ち歩けてさっと出し入れできる紙の形が一番いいのは当然なのだけれど、たとえばそれが半年経つと、まったく話は変わってきてしまうのだ。そんな訳で昨晩は柴崎友香さんの特集があった「
文藝 2008年 11月号 [雑誌]」のデータ化をしつつインタビューの内容などを見て「おお、これ言ってたなあ」などと先日のトークイベント(『
読まずに小説書けますか 作家になるための必読ガイド (ダ・ヴィンチブックス)(岡野宏文、豊崎由美)』刊行記念岡野宏文×豊崎由美トーク(ゲスト:柴崎友香))のことを思い出していたのでした。
あと、雑誌に掲載されても案外本にならないコンテンツって多いんですよね、ずっと眺めてると分かるけど。なので、「いずれ本になってから」なんて言ってると10年なんかすぐに経っちゃうので、自分で何とかしないと、と思って。まあ、こんなことやるのはそこにお金を掛けられる好き者だけなんでしょうけれどね。
ただ、中綴じ雑誌と漫画はまだ思案中。中綴じは、ホチキスを取って真ん中からさっくりやるべきかなあ、とかあれこれ迷ってしまって。あと、漫画は最近、装幀もいろいろ凝ってて、手を付けられない割合が高くなってるからなあ。それと、やっぱり漫画は、圧縮度は低めでいきたい気持ちも。あ、そうそう。「小説宝石」で粛々と進行中の長嶋有漫画化計画は、掲載されてる号は全部買ってあるのでオリジナルで漫画単行本が作れそうです(笑)。まだ本になってないはずの、「野性時代」の岸本佐知子翻訳短篇アンソロジー「居心地の悪い部屋」も。そういう楽しさも、ある。
_ shino [宮沢賢治関連で一棚!!! なんという贅沢。それは行かねばw]
_ にじむ [どのくらい読みでのあるものがあるかは分かりませんが(賢治好きな人たちは語りたがりですよね)、是非一度ご覧くださいw]